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  • 2018.04.24 Tuesday
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『百億の昼と千億の夜』を超えて

 

■5■本当は昔『百億の昼と千億の夜』をリアルタイムで読んだ頃は、百億や千億という数が本当に気の遠くなりそうに遥かなものを表していると感じていたけれど、数を偏愛して久しい最近ではそうでもないということを記したかったのだ。例えば月の公転周期と地球の公転周期の積はほぼ1,0000日となる。

 

■6■また『百億の昼と千億の夜』を、数字で表すと『100,0000,0000の昼と1000,0000,0000の夜』となるが、火星公転軌道の大きさを見ると、「地球暦」と実際の太陽系のスケールとの比は1:1兆=1:1,0000,0000,0000であることが分かる。この10の12乗分の1は身体尺の1キュービットにほぼ等しい。

 

()日本人的な数の桁数が分かりやすいように万進法で括って表記。

 

         

 

■7■月は現在でも1年間に3.8cmずつ地球から遠のいている。これと現在の地球と月との間の平均距離が約384400kmであることと重ね合わせて考えると、これら2つの数値の比はほぼ1:百億(=10^10)であるということが分かる。10進法を我々は採用しているが、上陸以前は10進法とは限らない世界だ。

 

■8■現在の地球と月との間の平均距離には、地球が約31個入る。31という数は太陽暦の大の月の日数でもあるが、現今の地球の太陽暦の1年は、なぜ30日と31日の12か月で捉えられているのか。人間の空間認識が三半規管により3次元的に捉えられているが、円周率πを3乗すれば、ほぼ31ぴったりになる。

 

()31.006276680299820175476315067101…

 

     

 

■9■日本人の中にある、5と7基調の音韻やリズムの「みそひと文字」はどこから来ているのだろう。西洋の5:8的な黄金比に対して、日本には古来より5:7の白銀比も同時に存在していた。黄金比の星である金星の公転軌道半径は地球の公転軌道と白銀比である。神聖歴260日と364日との比も5:7だ。

 

()1:√2=5:7.071067812…≒5:7=260:364

 

■10■3億5000万年前の地球は1日が19時間で1年が430日だった。大陸も全く異なるパンゲア大陸のさらに前の形状をしていた。要するに現今の世界とはかなり異なっていた。未来もまた少しずつ異なったものになっていく。問題は現今の世界の在りようが我々の世界観の照応として見て取れるということだ。

 

 

■11■太陽が見た目の1個分天空を移動するのには2分かかる。太陽の視直径は0.5度だから、太陽が1昼夜で720個分だけ移動すれば元に戻るということだ。2×720=1440で1日は1440分=24時間だ。12−60進法で世界を捉えたと言えるが、また12−60進法を選択したから世界は今のように見えるとも言える。

 

■12■『百億の昼と千億の夜』を遥かに超えて、日本の万進法で表す最大の数「無量大数」は10の71乗だが、それよりさらに大きい名もなき数も無数に存在する。前振りが永すぎて、現今の世界観を超えた視座を提示する可能性をBABYMETALは持つのではないかという話に、また至らなかった。次回以降を期す。

 

()以下の動画-リンクは気にしないでください。

https://www.youtube.com/watch?v=Zi-XFUZ5EL4

https://www.youtube.com/watch?v=T8hulS3L90w

 


阿修羅王とSU-METAL

        

 

■1■光瀬龍原作で、萩尾望都が漫画化した『百億の昼と千億の夜』というのSF作品がある(1)。「神」をテーマにしてプラトンや釈迦やナザレのイエス等が登場する壮大なスケールのSF作品だが、その中で重要キャラクターとして登場する「阿修羅王」は、凛々しい中性的な美少女として描かれている。

 

■2■光瀬龍の原作を萩尾望都は完全にわがものにしてこの作品を描いている(2)が、本来4億年の長きに渡り帝釈天軍と戦いを続けている男性神なのだが、この作品では少女に設定されているこの阿修羅王に、当時の私はかなりヤラれた。そして今朝、BABYMETALがこの阿修羅王に似ていることに気づいた。

 

 

■3■特に視覚的には中央のSU-METALと重なるのだが、誰かこのような相似性について言及してくれている人はいないだろうか。BABYMETALの天才性や革新性は卑弥呼やアメノウズメや出雲阿国ともよく比せられるが、この阿修羅王の既存の構築された管理社会の幻想性に対する徹底的な戦いの意志とも重なる。

 

■4■初見に対して極力既存の知識や記憶で解釈しようとる人間の知覚認識の在り方をはみ出して、BABYMETALの斬新さと未来性と比類なき実力などを、先入観や好みの絶壁を超えて共有するには、共有する言葉の結びつきで既存の意味や解釈にないものを表す「詩」の形態の他に、同型対応視という提示方法。

 

        

 

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(
1)原作は1965年12月号から1966年八月号まで『SFマガジン』に連載され、漫画は1977年34号から1978年2号まで『週刊少年チャンピオン』で連載された。

(2)この漫画版に対して「原作が私自身のものだから、たいへん語りにくいのだが、実際、よくやったものだと思う。(中略)萩尾さんは萩尾さんのやりかたで原作を完全にわがものにし、乗り越えたと思う。」と光瀬龍自身が記している。
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★まあSU-METALは歌に関しては本当に天才的で、ステージでは明らかにゾーンなどという生易しい表現をさらに突き抜けてしまって、未来的なミシャグジが憑いているとか、神霊が乗り移っていると表現できるほど、既知の自分と未知の自分が1つになっているが、ステージを下りると、愛情を持って「ポンコツ」と呼ばれるほどドジでちょっと抜けたキャラになる。

 

★そこがまた人間的でもあるのだが、BABYMETALの3人ともがステージ上では明らかに「凛々しい中性的な美少女」であり、かつ性差を超えた存在でありつづけるのも、人間として少し目を離すと既に異なる存在になり続けているような、心身ともに成長著しい後戻りできない時期で、もういつもこれが最後、これが最後と思いつつ、まだ未踏の成長進化は止まらない。

 

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★阿修羅は元々ヴェーダ文献においてアスラの長であるとされたヴァルナとミトラは諸側面においてゾロアスター教のアフラ・マズダーとミスラに対応し、由来はミトラとも呼応しうる善神…というより最高神だった。

 

★阿修羅はシャチーという自分の娘を帝釈天に嫁がせようと思っていたのに、帝釈天は待ち切れずに誘拐して凌辱した。しかもシャチーは帝釈天を愛してしまい阿修羅神族を裏切る。怒った阿修羅が帝釈天に戦いを挑む。

 

★阿修羅が天界から追われて修羅界を形成したことになっているけれど、この仏教に取り込まれた文脈の中においても、旧約聖書中で、人の娘達に恋して地上に降りた天使たちに対してと同様、私は阿修羅の方が好きだ。

 

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★物語の終盤に阿修羅が「あなたは勝てるのか!?あなたは自分の『死』と戦って勝てるのか!?」と問われて、次のコマで無言のまま涙を流すシーンがあった。

★阿修羅王の戦いに終わりは無く、また新たなる百億の昼と千億の夜が始まる…というラストシーン。非常に無常感が漂ったエンディングで記憶に残る。

★そしてBABYMETALの現今の存続は、このエンディングの静かな、しかし諦念ではない哀感のようなものを越えて先に進むのに40年の時代を要している。

★そういうあたりの未来と未知を孕んだ物言いだったわけだ(^^)。国内でBABYMETALの認知度や評価が低いのは、1つには社会やマスコミを牛耳っているものへのレジスタンスでもあるからだと捉いる。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


円と線の変換

 

 

   ■直線の音階…24フレットのギター

 

・今日びの一般的なギターのフレット数は21、22、24の3種類だ。ギターの構

造として、1弦と6弦は2オクターブの音高差があるが同じフレットでは同じ

音が出るので、24フレットのギターは基本的に4オクターブの音を出すことが

できる。

 

・音階の4オクターブ分の音を出すだけならば、1本の弦でこと足りる。オク

ターブ上がるごとに弦長は半分になり、振動数は倍になるので、第3オクター

ブは1/4弦の長さの内、第4オクターブは1/8弦の長さの内で作ることが

できる。

 

・この4オクターブを7音×4の28音で表現すると、音高差の1度〜28度の構

造と、13の月の7日×4週間の構造の1日〜28日とが同じ形で表されることが

分かる。

 

・なおグレゴリオ暦の大の月の31日までの形も、26フレットやそれ以上のフレ

ット数(スカイギターとも言う)の特注ギターの存在を思えばこの形にさらに

重ねることもできるだろう。

 

 

   ■円と直線の変換

 

地球暦及び円環の暦は、時間の長さの分割を角度に置き換えてみることができ

る。365日の暦を360度の円環に重ねるという操作は、簡単なようでとても精密

な作業である。(73/72≒1:0.9863)

 

直線を円環にして弦長比を角度で見る

 

2つの表の同位置にある数値の積は必ず360となる。
360の約数は全部で24個あるが、その約数の折り返し点は19の位置にある。

 

1⇔360、2⇔180、3⇔120、4⇔90、5⇔72、6⇔60、
 8⇔45、 9⇔40、 10⇔36、 12⇔30、15⇔24、18⇔20

 

これは形だけを見れば、どこかBOBのヌースコンストラクションにも似てい

る。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


音を見る、色を聞く(その1)



■1■サイケデリック (psychedelic) は、LSDなどによってもたらされる極彩色のぐるぐる渦巻く様々なイメージが特徴の視覚的・聴覚的感覚を指す形容表現だ。現在では幻覚剤の影響下に出現する幾何学的な視覚パターンの多くは、フラクタルな画像としてコンピュータで再現できることが分かっている。

■2■サイマティクス等の研究により、音(周波数)が物質に秩序を与え、形を形成し、維持する力があるということが分かっている。素粒子から宇宙の大きさまで、全ての物質を振動周波数で捉えることができるので、異なるスケールのもの同士をホロニックなパターンの差異と相似で見て取ることもできる。

■3■サイマティクスのさらに先を考えれば、私たち人間もほかの動物や植物や鉱物すらも、それぞれ独自の様々な振動を発しており、それら人間の可聴帯域や可聴振動音量外の「音」を、聞くのではなく見ることができるとしたら、その最初の見え方はサイケデリックとして捉えられるのではないだろうか。

■4■向精神性物質で視聴覚的知覚能力が普段の帯域を超えて(または無数の知覚を絞り込んでいたバイアスが外れて)、それが共感覚的に音の視覚化、色形の聴覚化として体験されていた可能性もある。音を見、色を聞くということが、今後サイマティクス等の進歩から、普通に体験できるのではなかろうか。
 












 

「音」関係の画像の虫干し (2)



■プロジェクター用の大きめ画像のすす払い、日向干しパート2します。これは東海と横浜レクで使い、九州でさらに連結させる「音」に関してのものだが、今はもう次の「目で見る音」の世界にはまってしまって、さてはて今後はどうなることやら…。



■ということで、各図の説明は図の中にちょこちょこ入っている文字で、いろいろ想像していただきたいのだが、かといって全く何もコメントをしないというのも不親切なのて、少しだけずつ解説をいれてみよう。ただし私は、発見の喜びを台無しにする、すべて説明しきって得意づらする類の斜めキレ者よりも、自分の未知を正直に愛するお間抜けさんでありたいと思う。



■イルカ・クジラ類が人間の可聴帯域の音をすべて出せるということは、一体どういうことなのだろう?哺乳類でありながら海に戻ったイルカ・クジラ類、そして同じく哺乳類なのに空に生活空間を求めたコウモリ類。共に目より発信音器官と聴覚系が発達して、「光より音で」「目より耳で」世界を見ている生物である。



■ピアノ・フォルテの52鍵の白鍵と36鍵の黒鍵の合わせて88鍵が、7オクターブと3音で人間の音楽的音域をカバーしている。また人間の音楽的声域は、ピアノの中央にある白鍵と黒鍵合わせて52鍵というホロニックな帯域にある。完成形態であるピアノの全てのキーボードの幅の合計長は153cmほどで、これより大きくても小さくても人間工学的に使いにくいものである。



■西洋のピュタゴラス音階とほぼ同時期に、中国では三分損益法として2/3と4/3を繰り返すことでペンタトニックスケール(呂旋律)を見出していた。図はこの弦の長さと音階的音高の関係を、視覚的にとらえやすいように回転させて、線から面(円)にして表現してある。このすべての音は右下の「サークルゲノム」というカタチから生成することができる。



■音階構造をオクターブごとに上下に重なるらせん構造で表現したものを、真上から見ると右図のような形になる。連続して5度の音を繋いでいくと、下図左のように尖った12芒星となって元の音に戻る。



■エッシャーが描いた『上昇と下降』は外側を無限に登り行く者と内側を無限に下り行く者が連なる視覚的イリュージョンだが、聴覚でも複数の上下オクターブ音をうまく重ね合わせた音階の各音(シェパード音)を用いることで、ひたすら上昇しゆく音階、そしでひたすら下降して行く音階として聞こえるイリュージョンを作り出すことができる。



■下に示したように、複数のオクターブ音をうまく重ねた音高の12音を円感にした音階構造の、例えばC→DやC→Fと続けて出すと音は上昇するように聞こえる。またC→A#やC→Gと続けて出すと音は下降するように聞こえる。しかしC→F#(もしくはどの音からでも3全音離れた音)と音を出すと、上がるように聞こえるものと下がるように聞こえる者とかいる。



■下に示した2枚の画像は、7オクターブと3音のピアノの両端を切らずに、人間の可聴帯域を超えて同じように上下オクターブでどこまでも伸ばしていったものである。小さな1コマが1オクターブである。人間の定義する音もしくは科学的定義としての音の範疇を超えて、振動数そのものでさらに先まで見ていくと、10のn上で見ていくスケールとはまた別の見え方がある。





■同じ数には何らかの共通した意味があるというぼやぼやとした感覚的捉え方を超えて、惑星歳差運動周期26000年、100ツォルキン26000日、月の880朔望周期26000日、NHKがじを腕用いているピアノの調律を始める中心のAの音高440Hzおよびオクターブ上の880Hzをひっくるめて「880朔望周期は440Hzのほぼ100億倍である」というような言明が可能である。















 

「音」関係の画像の虫干し



■プロジェクター用のちょっと大きめの画像だが、日本語関係のものの一部をお倉だしして、人の目に晒して虫干しさせてみたい。横浜での「音」の話から、ヌース合宿での話につづく、連続する画像の一部である。最初の1枚を見ながらの以下のラップをしそうになった。画像がなければちょっときびしかろうなあ。

♪男と女はプラスとマイナス
よく見りゃ字づらに+と−

♪男と女は陰と陽 yo−
交差するなら掛け合わせ

♪父と母なら掛け算足し算
よく見りゃ字づらに×と÷

♪父と母なら積と商
命が芽吹くよ2隻でShow〜





■ヌース合宿でも用いる古い神社の文書にもあったという、日本語のそもそものの「母音」+「父音」=「子音」という構造から表に起こしてみた、日本語の音素100個の図。さらには古代ギリシア以来の2値2元をベースとする堅固極まりない論理そのものをはみ出し行くための3値、3原色、3つ組のパラドクス。






■「音」「言葉」と続く話の中で、ここには未提示だが、ナウシカの海外版と擬音の画像を見た後に、3人称、4人称ときてアイマラ語から無人称的な日本語に戻る流れを考えている。ナウシカ続きで正4面体的な立体思考の画像を連ね示しつつ、4値は日本古来からずっとあったというところに落とすつもりである。




















 

サイマティクス(Cymatics)



■比喩的表現を超えて「音を見る」ということ。ドイツのエルンスト・クラドニは、音の周波数が固有の形状パターンを有することについて研究したが、さらに研究を進めたスイスのハンス・イェニーは、この音(周波数)の作りだす形状パターンを、音を意味するギリシャ語のKymaから「サイマティクス」と命名した。

■周波数は物質に秩序を与え、形を形成し、維持する力があることがわかっている。周波数はあらゆるスケールの物質を統御する根本原理であり、周波数と秩序の間には密接な関係がある。生命体のエントロピーが増大しないのは、生命体が有する周波数がエネルギーに秩序を与えているためであると考えられている。

■振動は宇宙におけるすべての問題を支えている。物質は音や振動なしで存在することができない。物質の中心にある周期運動を見ることは、宇宙の多くの秘密を垣間見せてくれる。これらを元にした音振療法が日本では先に有名になっているが、音と振動の無限の在りようを思うと、慎重に扱うべきだと強く懸念する。



■同所に2つの個体物質は同時に存在しえない。しかし液体は互いに混じり合い、波が重なれば打ち消し合ったり高め合ったりしつつ交差しゆく。地球上では平凡な存在なのでさほど注目されないけれど、極度の特異性を持つ液体の水に様々な振動を施した時の鼓動や形状の数々は、逆に振動の重要さを示してくれる。

■「音を見る」ということは、世界の見方と見え方を変えることでもある。このことによって逆に、私たちの現今の視覚自体もいかに2次元的にしかものを見ていないかが逆にわかる。「目で聞き耳で見る」という表現がジョークや比喩的表現ではなく、人間の未来の方向を切り開くための触媒となるような気もする。

■超古代の文明も突然最高位のものが出現しては、段々と衰えるかのように劣化していき、そしてまた次のものが突然最先端の形で出現するという様は、クラドニパターンがある音高になると突然立ち上がり、さらに音高を上げてくと段々と崩れていき、また突如新しい形体が出現するというありさまにも似ていよう。



■順次少しずつではなく突如新しいものが出現する生物の進化の在りようとも呼応すると捉えられる。何よりシューマン共鳴とその倍音との関係が、地球の歴史の通奏低音として不協和な存在形態を形成させずに来ているのではなかろうか。振動・周波数と物質世界の間の深遠な関係についても熟考する必要を感じる。

■音の周波数(振動数)が実際に重要なのであろう。恐らくチャクラも、もちろん染色体もまた。単なる化学的要素だけでなく、空間的配列や位置や順序まで音が構築しているということが、視覚的に認識できる時代に入って来たのだと考える。そしてさらにこれからは精緻かつ美しくが深まっていく!面白い時代だ。













 

シューマン共鳴に関する補足



■1■図は何度か示している有名なシューマン共鳴とその倍音列である。それぞれの周波数7.83Hz、14.1Hz、20.3Hz、26.4Hz、32,4Hz…が私たち人間の脳波のα波、β1波、β2波の領界域と位相が重なっているということはすでに言及した。

■2■私たちが用いているピアノの構造は7オクターブ+3音の88鍵である。中央A=440Hzで調律すれば最左端のAは27.5Hzとなり、432Hzで調律すれば27Hzとなる。そして436.8Hzで調律すれば27.3Hzとなる。月の自転・公転周期は27.3日だ。

■3■ピアノ構造の鍵盤上にきっちり7オクターブ分並んだ鍵の最も低い音(最左端C…図では赤丸で示してある)が、27.3Hzの調律(平均律)では32.465Hzとなる。この数値はシューマン共鳴第5次の32.4Hzに近似していることが分かるだろう。

■4■最左端のAの音高さも、シューマン共鳴第4次の26.4Hzにも近似している。つまりシューマン共鳴の第5次(第4次も含めることも可能である)の周波数は、ほぼそのまま私たちの音楽的音階構造に自然に接続していると考えられるのだ。

■5■シューマン共鳴の下方の逆倍音3.915Hz、1.9575Hz、0.97875Hz…もまた、私たちのレム睡眠時などに出る脳波のシータ波(4〜7Hz)、昏睡時などのデルタ波(1〜3Hz)の領界域と重なっている。シューマン共鳴は私達自身の一部でもあるのだ。

■6■ちなみに7オクターブの最左端Cは、440Hz調律だと32.7Hz、432Hz調律だと32.1Hz、436.8Hzだと32.46Hzとなる。ザックリ言えば1Hz、2Hz、4Hz、8Hz、16Hz、32Hzの2倍進法系に沿っているが、自然も人体もより繊細だということだ。











 

音速



■音の速さは媒体となる物質自体の振動として伝わるため、物質の種類により決まる(弾性波伝播速度)。概ね分子量が小さい物質ほど速い傾向を示す。また同じ物質では固体、液体、気体の順で速い。温度は気体では正の、固体では負の影響を与える。実際の音速は、温度、密度、圧力などの状態によって変化する。

■水中での音速は1450m/sで、空気中でより4.5倍速く伝わる。固体の中での音の速さはさらに大きく、例えば鉄の中では約6,000m/sである。速度単位の「マッハ」は、音速(便宜上標準大気中の1225km/h)の倍数で表示される。日常生活の音速は1気圧の乾燥空気で331.5+0.61t(tは摂氏温度)m/sが常用される。

■媒質中を伝わる振動の成分は、気体と液体では縦波(疎密波…進行方向と波が同じ方向になる)だけだが、固体中では地震波と同じように横波(ねじれ波)が遅れて伝わる。録音した自分の声や骨伝導による聴覚音が違って聞こえる一因でもある。地殻における音速は、地震の初期微動速度に当たる5〜7km/sである。
 












 

右回りと左回り、もしくは上昇と下降


★エッシャーの『上昇と下降』

 

■上図はエッシャーの「上昇と下降」だけれど、視覚的だまし絵だけでなく、聴覚でもこういうものがある。多くの同じオクターブで周波数の異なるキーを重ねたシェパードトーン()で、音階を一つ一つ上げて言って、オクターブになった時はまたさらにそこから音高が上がり続けるように聞こえるあれ。
 

)シェパードトーン…オクターブ間隔で離れた複数のサイン波の合計で、それぞれのサイン波の音量は山の形の用に中央を大きく、すそに行くほど小さく設定する。最低音と最高音は聞こえないほど小さい音量。
 

■「無限音階」と呼ばれているけれど、決して無限であるわけではない。視覚的に不思議な右回り左回りの同時性が、聴覚的にも同じように存在し、その錯覚の方向が皆同じではなく、個人的な違いや特徴として自覚なくてもちゃんと存在していることは、実に面白く楽しく、そしてもっと知りたいところだ。
 

■違いが大事、違いが同じを正しいものとして認めてくれる…の相互性、みたいな(^^)。味や匂いもありそうなんだよね、これって。違ってくれていてありがとう、見たいな。このあたりが明確に相互認識できれば、戦争の起きようがないのだけれど。



 

★三全音のパラドックス
 

■音高の循環性を利用した錯覚に「3全音のパラドックス」というものがある。1オクターブの中には平均律調律による12個の半音がある(C, C♯, D, D♯, E, F, F♯, G, G♯, A, A♯, B)。図は上下オクターブ音を合成して音の高さをぼかしたシェパードトーンを用いて、各音を円状に並べて図示したものだ。
 

■異なる音名の2つのトーンを連続して鳴らすと、普通は音高が上下して聴こえるが、これらの音の中から3全音(すなわち半音6個分=1/2オクターブ)離れた2つのトーンを使うと、音高の上下方向は人により違って聴こえてしまう現象を、認知心理学者(音楽心理学)のダイアナ・ドイチュが発見した。
 

■どのピッチをこの円環図の最高位に置いても構わない。これらの差異は話し言葉に強く依存するらしい。その人の育った国や地域によって結果に差が出ることが多いという。母国語が英語でもカリフォルニアとイギリス南部出身の人では正反対の結果になったという。日本でも東西で違いが出るかもしれない。
 

■私たちにはある方向に動くものを長く見続けた直後に静止したものを見ると、それが以前見ていた運動と逆方向にわずかに動いて見える、視覚の運動残効という現象が存在する。図のような右回りに音が高くなる円環図は視覚ではなく音を聞いていても、意識内の運動残効が実験結果に影響を及ぼすらしい。
 

■自分の、2つのピッチ間の音の高低感と円環の左右回転方向感覚は、はたしてど唸っているのだろう?もちろんこの図をイメージしない人にもこの現象は起こる。自分の中にこのような、自分で知らない他者と異なる(または同じ)現象傾向が、他にもまだ多数存在するということは、面白くないだろうか。
 

■このような実験は専門家のセッティングによれば、そう大仰でなくても可能であろう。これに限らず同様の個人的なずれや揺らぎは恐らく多数存在する。もっともっと自分の、そして他者の未知なる部分の相似と差異に敬意を持ち、謙虚に接するようにしたいものだ。未知を恐れずそれを敬愛するということ。
 

()ならばさんの『Hatena::Daiary』参考にさせて頂きました。 http://d.hatena.ne.jp/naraba/20080511/p1













 


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