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真夏の雨のグランパス



■名古屋グランパスは17日の首位攻防戦であるガンバ大阪戦を2−2のイーブンでしのいで首位に躍り出た。これで連勝記録は途絶えたが、連続無敗記録を16と伸ばしている。一方のベガルタ仙台は9戦連続観勝利と低迷している。仙台戦に勝てば夏以降に強い名古屋のJリーグ連覇の確率はぐっと上がるだろう。

■夕べは国立でなでしこジャパンとリーグ選抜の対決だったが、今夜は我が家から近い瑞穂競技場でJリーグ「名古屋グランパスVSベガルタ仙台」を観戦する。同行はストイコビッチが現役だった頃からファンである愚妻と、結構サッカー通でもある名大院生のイケメン甥っ子だ。さて名古屋は終日激しい雨。

■なでしこジャパンもザックジャパンも名古屋グランパスも、共通するのは華麗なパスワークと揺るがない戦術で、見ていて楽しく本当に心が躍る。なでしこのロンドンオリンピック優勝、ザックジャパンのブラジルW杯決勝進出、グランパスのJリーグ連覇と来年のACL優勝と、サッカー馬鹿の夢は膨らむ。



■他の様々な競技も、プレイヤーが美しい瞬間というものはあるけれど、サッカーの場合随所にその人間の身体の美しさが見られるのは、手ではなく重力に抗って大地に立つべき足を自在に使うために、あらゆる姿勢が時間と空間の平衡感覚が不可欠であるところにもある。そして創造性と連動性。真善より美。

■さて瑞穂陸上競技場。バックスタンド側は屋根がなく、降り続ける雨の中ポンチョ羽織って震えつつ観戦だ。内容は技術が未熟ゆえに結果としてダーティなプレイの連続となる仙台と、過密日程に加えて水の浮いたピッチゆえに動きの鈍い名古屋という、楽しいパスサッカーを期待した者にとってはハズレ試合。

■傘を差したピクシーがピッチ際まで出て叫んだり、アンフェアなジャッジに呆れてベンチに戻る姿。めったにお目にかかれないその風情が唐傘差して花道を行き来しつつ見得を切る歌舞伎役者に見えて、ちょっとだけお得感もあり。2時間近く雨中観戦したことで豪雨の森の中でも平気で過ごせる気になった。



■結果は0−1で仙台に初めて勝利を許し、グランパスは3位に後退だ。それにしても勝ち点1差の内にG大阪・柏・名古屋・横浜Mの上位4チームがひしめく大混戦。この試合に勝っていたら去年同様一気に優勝まで突き進んでいただろうから、負け惜しみではなくリーグが興行的に面白い展開になってきた。

■それにしても時に激しく降り注ぐ雨の中、選手と同じ条件で雨具も付けずに試合中ずっと大声を上げ、体を動かしながら熱烈に応援するゴール裏席のサポーター達と、比較的大人しく雨に耐えながら静かに試合を見詰めるメイン及びバックスタンド側の観客の違い。同じ阿保でも踊らない阿保系に属する私。

■負けても挨拶に来た選手たちを温かく応援する観客に対して少し意識の差を自覚した。しかしもし試合が勝っていたらハズレ試合などどくさす評価をすることなく、結果が良ければ全て良し、いい時間を過ごしたと喜んで帰路についたであろう私は、全く持ってグランパスの熱烈なサポーターではないわけだ。







 


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  • 2020.02.13 Thursday
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