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反転した異世界としての地球空洞説



■「地球空洞説」とはこの地球の内部が中空であり、場合によっては球殻の内側には異生物や異文明が存在しているとするものだ。現在では疑似科学であるとして省みられてはいない。古代における地下領域の概念は、ギリシア神話における冥府、ユダヤ教における冥土、キリスト教における地獄、日本の黄泉の国などと深く結びついていた。この世に対するあの世。シャンバラは本当に大地の中にあるのだろうか。

■17世紀末にイギリスの天文学者エドモンド・ハレーは極地方の変則的な磁気変動を説明すべく、地球は中心核と2つの内核とからなるという「地球空洞説」を発表した。彼は地球内部は明るくそこから漏れた発光性ガスがオーロラとなると考えた。またオイラーの公式で有名なスイスの数学者レオンハルト・オイラーは多重球殻を採用せず、その代わり全てを照らす一個の内部太陽を仮定した地球空洞説を主張した。

■その後も地球内部には連星太陽あるとした説や、両極には開口部がある5層の同心球であるとするモデルや、内部太陽を持たない単層の空洞地球のアイデアなどが提唱された。やがて作家たちによって隠された智慧を護る秘密の賢人たちや超人的な種族が、秘密の地下都市もしくは空洞地球の内面に住んでいるという説や、UFOは地球内部から飛来するという考え方などが大真面目に取りざたされた。

■1967年と1968年にアメリカの気象衛星が両極に穴を撮影したと言われて世界中が大騒ぎになった。『空洞宇宙起源論』というものがある。我々の世界が凹面の内部に存在し、太陽や月や星は空間内部に浮かぶ雲のようなものだとすると考えだ。さらに他の惑星の写真でも極地に穴が開いているように見えるものが次々に発表されたため、他の惑星達もみな空洞なのではないかと想像するオカルティストも増えた。

■エドガー・アラン・ポー、ジュール・ヴェルヌ、エドガー・ライス・バローズなど多くの作家がこの地球空洞説に基づいたフィクションを書いているが、ロシアのストルガツキー兄弟は『収容所惑星』という小説で、異常に強い大気の屈折のために大地が凹面に見え、高密度の大気のせいで星空も見えず、住民たちは自分たちが凹面の惑星に住んでいると考えている惑星の話を描いている。つまり曲率の問題なのだ。

■今までずっと双対もしくはその反転という概念を提示してきた。地球に対する対の地球を考える時でも、反物質からできている反地球や、太陽のちょうど180度向こう側にある惑星Xなど様々なアイデアが出されている。この地球空洞説もまた、曲率が逆なだけの対の地球と考えることができる。地球の重心が宇宙の無限遠点の面とリバーシブルなのだ。さらに進めば現在の地球もまた反転地球でありうるのである。

■意識の界面でも曲率は反転する。あなたと私、世界と私、内面と外面。ドラマはその界面で起きる。曲率0もしくは∞。私にとっての空洞地球は私の心の中にある。では心はどこにあるのか。この私の周囲にある全世界の反転したところに。内面と外面を同時に合わせ見ることができる界面というものを想定した時、私はどの視座から見ているのであろうか。人間空洞説。多くの未知は自分の内部からやって来る。

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  • 2019.07.03 Wednesday
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コメント
この写真に関しては、撮影した時期が北半球の冬だったのではないかという説があります。つまり、北半球が冬の場合、北極圏内は一日中日光が射さない時期があります。その時期に連続写真を撮影すれば、結果的に、まるで北極圏に大きな穴が開いているように見える、というわけです。ただし、この説の信憑性もクエスチョンですし、まして、だからといって地球空洞説が否定されるものではありませんが。
  • ふう
  • 2006/07/23 6:43 AM
ふうさん、こんにちわ。地球空洞説はどうにも普通の3次元的認識ではないところへと招く何かがありますね。

この写真(左のヤツ)に関しては確かにそのような説がありました。何やら不気味なのは、NASAが次々に発表していた他の湧くセ手の北極辺りにも光が届かないのか黒いホールがせあったことです。どうも逆ヤラセ…つまりその酔うな考え方を助長するような操作すら行われたのではと深読みしたくなるほどなのです。もっとも3次元的にのみ惑星を見ようとすれば、必ず誤謬が出てきそうなのではありますが。

私の意識の内側にこそ空洞説が歴然とあるような気がします。
「新しい宇宙時代の幕開け」1巻、2巻を読みましたか。これはとんでもない真相を明らかにした驚天動地の本です。
地底内部にドイツ第3帝国が作られている事実とそのいきさつに驚愕しました。
  • taro
  • 2013/03/02 10:24 AM
taro さん。

このあたりのことは、以前から何度も様々な本やTV番組での特集が組まれたりしていたようですが、この本にも新しい事実が含まれているのでしょうね。
この『Genesis for the New Space Age(新しい宇宙時代の幕開け)』という、ジョン・B・リースという名前の者が著した文書の内容が、映画『アイアン・スカイ』の中でも引用されていたようですね。

『アイアン・スカイ』そのものは去年日本でも封切りになった政治風刺コメディ(もしくはファンタジー括りかな?)の作品で、1945年に絶滅させられたはずのナチスドイツのエリートたちが、2018年にUFOの大編成を組んで、地球侵略を開始するというような話です。

その中のヒトラー生存説(逃亡説)が説かれているようです。この映画の方もこれからDVDかブルーレイで見てみようかと思っています。
  • とーらす
  • 2013/03/02 1:31 PM
あのー、先日の地球空洞に関して出版された本の件なんですけど。
 実はこの本はこれまでの単なる空想や推測によって書かれた本とはちょっと違うようです。なぜなら、ヒットラーが1974年に空洞地球にある新ドイツ帝国で死亡したことも、裏付けをとってかなり詳細に書かれているんです。
しかも、その葬儀にはヨーロッパの元首が出席したことも詳しく書いてありますし。1970年代に地下のドイツ第3帝国の操縦者が円盤に乗って英国のエリザベス女王やカトリックの総本山まで訪問した事実まで、その詳細が検証付きで書かれているんです。
 しかも、古い空洞の住人のいきさつ
から、彼らの一部がアメリカに亘って大学教授になっている件まで、本人のインタビューを交えて詳しく書いています。
 こうなると、もはやこの本が単なるでたらめ本とはちょっと考えにくいのは当然として、翻訳も著名な「ケイ・ミズモリ」であるところなど、まだに一般的なとんでも本の領域を越えた本であることは間違いなさそうです。
まあ、一度読んでみたらいかがでしょう。世界が変わりますよ。
  • taro
  • 2013/03/07 7:44 PM
taroさん。この本に対するケイ・ミズモリさんのスタンスなども存じ上げておりますが、なにはともあれ、極力読んでみようと思います。情報を有難うございました。
  • とーらす
  • 2013/03/08 8:43 AM
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