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箱根湯本「天山湯治郷・湯屋一休」

 
          )管内撮影厳禁なので、ネット上から画像は借用して処理しました。

■小田原から箱根登山鉄道に乗って箱根湯本に移動。なにやら駅舎が立派になっている。観光案内所に行って箱根湯本の日帰り入浴施設までの地図をもらう。温泉地を再訪する度に、以前はあった温泉施設が経済的理由や所有者の高齢化などから、閉鎖されているを知るのは実に寂しい現実である。

■駅の近場ということで、普通なら湯本冨士屋ホテル・弥次喜多の湯・早雲足洗の湯和泉が選択肢なのだろうが、天山がやっているもう1つの施設「天山湯治郷」に行くことにした。案内所では徒歩だと35分ほどかかるのでバスに乗って行くのが良いと言われたが、湯本の雰囲気を味わいつつ歩いてみた。

■国道1号線を塔ノ沢方面に向かわず、湯本橋を渡って滝通り温泉郷と称する須雲川沿いの温泉街を歩いてみた。暮れゆく湯の町の雰囲気が実に良い。箱根はもちろん湯量の多さも魅力だが、やはり全体的に品が良いと感じる。若く可愛らしいカップルも少なくない。鮎見橋・片倉橋を渡る。かなり遠い。



■温泉へのアプローチは病身や老体でなければ歩けるところは歩くのが好ましい。しかしまあ最後に1度箱根旧街道まで登り、そこから再び川岸まで降りる道がしんどかった。さて天山湯治郷だが、坂を下って左に逗留湯治「羽衣」があり、右に湯屋「一休」、左奥に総合温泉施設の「天山」がある。

■天山はすでに知っているので、今回は迷わず一休に入った。1000円のチケットを自販機で買ってから受付に。実に落ち着いた雰囲気である。長い通路を抜けると着き当りに男湯がある。大きくて浅目の檜風呂を真ん中に、左右に2つの野天風呂のみで、休憩所も置かないというシンプルな造りである。

■ただ静かに湯が湯船に流れているだけで、少なめの客もそこで静かにつかったり休んだりしている。脱衣所も特になく、檜風呂の片側ぐるりに木造りの小さめなコインロッカーがあるだけだ。ちなみにここはコインが戻って来ない。バルコニー風の作りから眺めると眼下に須雲川がくる絶妙な構造だ。



■日が暮れていくのを湯船から眺めたが、落とし目の照明も相まって実に穏やかな雰囲気を出している。天山湯治郷のパンフレットを見れば分かるが、ここはコンセプトとデザインが実にしっかりしている。また環境に配慮して合成界面活性剤や塩素ではなく、無添加石鹸と高温スチームを使っている。

■様々なところでつい「お見事!」と言ってしまう。八千坪の敷地内の5ヶ所の源泉から毎日370000L湧出する湯をここだけで用いている贅沢さ。この5つの混合泉の泉質はナトリウム・塩化物泉で、泉温は67.3度C、pHは8.3、毎分258Lの湯量を熱交換システムを通すことで加水加温なく使用している。

■天山湯治郷の瓦版と称する定価10円のここでしか販売していない新聞(?)を見ると、天山全体の作りと運営そのものに、実に知的な背景があることが分かる。しかしその知的背景が決していやらしくなく、しっかりした哲学と優しさに支えられていると感じられるのだ。私はここが好きになった。



■これは箱根全般に言えることだが、普通の旅館やホテルでも日帰り入浴施設でなくても、立ち寄り入浴可能なところが実に多い。できるこれだけ様々な温泉施設に入ることができるのは全国でもそう多くはない。それに何より温泉地の場所が多い。何度訪れても良いくらいだ。小田急で東京からすぐだし。













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  • 2019.08.22 Thursday
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