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ミトラ教の神話における3と7



■1■数は1でも2でもなく、3から始まる。1のみでは数でなく、1と2のみでも二元ではあってもそれ以上の展開はない。1と2がまた交差して(1+2=)3が生まれ、爆発的に数は展開開示していった。なお背後で同時に(2+2=)4も生じていた。1,2,3,4をひとまとめとして内包する5。

■2■5が新たなる1として認識された時点で、最初の1の中にも同時に5が生じている。ペンターブシステムだけでは閉じたままだが、1と新たなる1の構造を残して5+5に脱皮する数理。6,7,8,9、そして新たなる2でもある10。ミトラ教には唯一神や二元論よりも先ず3、そして7が表出する。

■3■聖なる母・大女神である霊鳥スィームルグが、世界卵(せかいらん)を生んだ。世界卵は天殻に包まれ、内部には大気と水と島があったが、そこには光はなく、暗かった。すべてが静止しており、音も動きもなかった。世界卵が孵るようにとスィームルグが友愛を込めて抱き続けることで世界卵が熟した。

■4■スィームルグの愛が世界卵の中に入ると、それは少年神ミトラになった。千の耳と万の目を持つミトラは世界の主にして、火と太陽の神である。ミトラによる天地創造が始まると3倍に拡大した。ミトラが供儀を行うと、島の上空に太陽が現れて輝き、それにつれ世界卵も拡大して3倍の大きさになった。

■5■この3倍に拡大するという記述部分は『リグ・ヴェーダ』1.154.1-6; 7.99.3 にも記されており、インド・イラン共通の原神話に由来する共通のものである。この部分は多面体がその双対立体との間に2度面点変換することによって、大きさが3倍(体積比は27倍)になるということを想起させる。

■6■ミトラが島の中央に降り立つと7名の神々が現れた。ミトラは神々の1人に太陽をあずけると、残りの6名に自分の真似をして、月・水星・金星・火星・木星・土星をつくるように言った。彼らがこれらの惑星をつくり終わると、ミトラは星々に合図を送った。すると星々は運行を始め、時間が生まれた。

■7■やがてフラワシ(第一根幹人類)が生まれ、ミトラと7人の神々はこれらの成長を見守った。バビロニア占星術は紀元前1800〜紀元前800年頃にかけて、天文学・数学と共に急速に発達し、暦の中に7曜が使われるようになった。7曜神及びその占星術的な意味づけは、この時期に固まったと考えられる。

■8■最初は一緒に住んでいたフラワシは、時が経つにつれて住む場所が分かれていった。あるものは天界に、あるものは地下世界(冥界)に、またあるものは地上に住むようになった。これは中米のマヤの世界観における天上の神の世界、地下の神の世界、地上の人間世界の3界とよく似た構造をしている。

■9■天界に住んだ者はミトラと7神に協力し、世界の運行に力を貸す神々になった。冥界に住んだ者は自らのカルマにからめとられ、ますます暗く濁っていった。地上に住んだ者は、やがて植物と動物と人間になった。人間たちは神々に感謝して祈りと供物を献じ、冥界に住む者を恐れ避けるようになった。

■10■1×2×3×4×5×6×7=5040であり、また7×8×9×10=5040でもある。つまり7は1〜10のひとつの中間としても捉えられる。7だけが360度を割り切ることができない。7は日本では名なし数とも言われた。春分−秋分と秋分−春分の差は7日だが、7惑星と対応して7曜日となった。













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  • 2020.07.01 Wednesday
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