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シューマン共鳴(Schumann resonance)あれこれ


■1■シューマン共鳴は、地球の地表と最下部の電離層(D層)との間で極極超長波 (ELF) が反射して、その波長がちょうど地球一周の距離の整数分の一になるものをいう。シューマン共鳴の周波数は7.83 Hz(1次)、14.1 Hz(2次)、20.3 Hz(3次)、26.4Hz(4次)、32.4Hz(5次)…と多数存在する。
 

■2■1952年に米国イリノイ大学のヴィンフリート・オットー・シューマン教授(Winfried Otto Schumann)がこの周波数を発見・測定したことからシューマン共鳴と呼ばれている。「地球の脳波」とも言われているシューマン共鳴のエネルギー源は、雷の放電や太陽風による電離層の震動だと考えられている。
 

■3■シューマン共鳴は常に共振し続けているので、常時観測可能な全地球的な信号である。6・7月と12・1月など季節よって異なり、また正午から夕方5時頃までが比較的強度が大きいことが判っている。シューマン共振の周波数スペクトラムと強度は日中と夜間とで、また太陽の活動によっても変化する。
 

■4■ドイツのルディングは、シューマン共鳴振動数を用いたパルス磁界療法の研究をした。低気圧で風の強い時など、特定の気象条件で起こるフェーン症候群に対して、磁界パルス発信機()を首筋か太陽神経叢に当てると即座に症状は消えたという。彼はこの器械を改良してパルス磁界療法の父と呼ばれた。
 

     ()シューマン共鳴と同じ7.83Hzの電磁界を発生する箱。
 

■5■初期の有人宇宙飛行や1970年代のアポロ計画時、帰還した宇宙飛行士の多くが、原因不明の体調不良を訴えていた。最初は無重力による宇宙酔い説もあったが、シューマン共鳴波が宇宙には存在しないからとの説もあり、後にスペースシャトルにシューマン共振波発生器が設置されたとされている()。
 

     ()NASAの内部機密なので公にはされていない。



 

■6■故山田孝男氏は、ヒーラーや気功で出るエネルギーが約8Hzで、DNAに作用すると語っていた。このあたりの周波数が生体に及ぼす影響は微妙で、実験によれば、例えば8.3Hzだと肉体が軽快になり空になったように感じる人が多いが、8.2Hzでは体がゆれるような感じがして違和感を感じる人がいるとか。
 

■7■土星の11.5kHzまでの観測データの中には、雷に関係すると思われるデータが含まれている。音声観測データには記録されていないので、雷の発生と断定はできないが、36Hzの電気信号が記録されている。これは土星の電離層の空洞でのシューマン共鳴の可能性があるが、学者は肯定と否定に分かれている。
 

■8■かつてシューマン共鳴の振動数が年々上昇し、最終的にはα波とβ波の垣根がなくなる云々という話があった。これは科学的な定義とは異なり「ブレアデス星団の中心星アルシオネから出る波動と北極星から出す波動がぶつかり合い干渉されたブレ」という、精神世界系の別の定義との混乱によるものだ。
 

■9■この遥か昔から存在したシューマン共鳴電磁波は、地球上の生命リズムと深い関わりがあるだろう。人間の体と脳も例外なく、この環境電磁界に共振している。公共放送や携帯電波など数千万〜数億倍もの電磁波が24時間飛び交う現代社会で、生命の退縮と進化に関して無関係の個人は存在しえないのだ。
 

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★画像は田中雅美氏が2010年9月カナダ・イエローナイフで撮影したオーロラ写真。2枚目は同じ場所での夕景。美しいので無断で借用しました。

http://photo.sankei.jp.msn.com/essay/data/2013/06/07aurora/
http://photo.sankei.jp.msn.com/essay/data/2013/06/07aurora/














 


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  • 2020.07.01 Wednesday
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  • 23:00
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コメント
お邪魔します。シューマン波ですが、だんだん上昇しているといわれていますが、何らかの理由や意味があると思うのですが、上がったり下がったりするものなのでしょうか。
  • B.R.アブラクサス
  • 2014/07/31 12:43 PM
■B.R.アブラクサスさん。

本文中の■8■にも短く書いておきました(^^)。

■8■かつてシューマン共鳴の振動数が年々上昇し、最終的にはα波とβ波の垣根がなくなる云々という話があった。これは科学的な定義とは異なり「ブレアデス星団の中心星アルシオネから出る波動と北極星から出す波動がぶつかり合い干渉されたブレ」という、精神世界系の別の定義との混乱によるものだ。

この話のソースをずーっとだどって調べて見ると、1つには『フォトンベルト』関係の話で、上の定義としてシューマン共鳴の上昇を語っているところに行きあたります。科学的な定義とは全く別物で、このあたりのことを明確に示さなかったので、世紀末を跨いで様々な憶測や偽の情報がまかり通った時期がありました。

科学的に言えばですが、シューマン共鳴の7.83Hz及びその球面状の倍音群は地球が安定してから、もう何十億年もほとんど変わらずに存在していたようです。このあたりの混乱と安易な引用の孫引きひ孫引きがフツーに通用してしまうところは、スピ系のよからぬあたりだと思います。

最も私もむかなり混乱させらせれましたが、もしは2014年も半ばを過ぎている今、改めて科学的・論理的な世界観を否定することなく正しく用いて、そしてそれを超えていくというプロセスが大切であると考えております。
  • とーらす
  • 2014/08/01 9:35 AM
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