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「2つの心」の比喩としての2心房2心室


■心臓とは血液循環の原動力となる器官で、血液循環系の中枢器官である。ヒトの心臓は内臓の中で最初にできあがり、受胎後約21日目に鼓動を始める。心臓の心筋細胞は誕生後に細胞分裂を行なわず、大きさは生理的肥大によって成長する。そのため何らかの疾患で細胞が減少しても元に戻らない。

■脊椎動物の心臓。「心室」とは収縮することで心臓外に血液を拍出する器官であり、「心房」とは心室の上流にあって血液を貯留し、心室へ血液を送り込む器官である。

▼1心房1心室…魚類の心臓の構造。
 1対の心房と心室から静脈血がエラへ送られ、エラからそのまま全身を循環して心臓へ戻ってくる。

▼2心房1心室…両生類や爬虫類の心臓の構造。
 全身から戻ってきた静脈血と肺から戻ってきた動脈血が別々の心房を通じてひとつの心室に入り、混合した上で肺・全身に送り出される。

▼2心房2心…室哺乳類、鳥類の心臓の構造。
 二対の心房・心室系からなる4つの中空部を持つ構造。

■脊椎動物が陸上に上がる際、呼吸手段はエラから肺に移行した。肺はもともと食道から発生した臓器であり、全身循環の支配下にあった。動脈血と静脈血が混合されるのは一見非効率的なようであるが、粘膜呼吸もする両生類・爬虫類にとってはむしろフレキシブルな構造である。両生類の心室は完全に一つであるのに対して爬虫類の心室には心室を二つに分離する不完全な壁がある。

(※)画像は「あすなろ学習室」 http://gakusyu.shizuoka-c.ed.jp/ より借用・加工しました。















 


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