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グレゴリオ暦と13の月の暦のあわい…Dreamspell after 2013 (03)



■1■高橋徹・鹿渡いづみ夫妻及びボランティアによって、ホゼ・アグエイアス&ロイディーン夫妻が初来日して、今は無きロダンセで日本初講演をした。壇上で尺八を吹いた後、話のしょっぱなでホゼはいきなりグレゴリオ暦を燃やし始めた。暦を新しくしない限り世界は変わらないという信念表現であった。

■2■二元論一神教的世界ではその方法はインパクトがあり、また言いたいことがストレートなパフォーマンスで分かりやすいのだろうが、宗教も価値観も緩やかで大らかな日本では、それはいま1つのやり方だった。グレゴリオ暦の存在は2元論的な諸悪の根源というより、複数の1つとして許容可能なのだ。

■3■グレゴリオ暦については良いところも悪いところも含めて、知っているつもりで知らないところがまだたくさんある。例えばグレゴリオ暦の月数と日数の奇数のゾロ目を考えれば、日本では1月1日は正月元旦、3月3日は桃の節句、5月5日端午の節句、7月7日は七夕、9月9日は重陽の節句である。

■4■同様にグレゴリオ暦の月数と日数の奇数のゾロ目と次のゾロ目の間の日数を考えてみよう。4月4日〜6月6日、6月6日〜8月8日、8月8日〜10月10日、10月10日〜12月12日はそれぞれ全て64日(7日×9+1日)になり、
毎年4月4日、6月6日、8月8日、10月10日、12月12日は同じ曜日になる。

■5■このグレゴリオ暦の4月4日、6月6日、8月8日、10月10日、12月12日はそれぞれドリームスペル暦の10月1日、12月8日、1月14日、3月21日、5月28日に当たる。ドリームスペル暦の構造は現在13の月の暦としてそのまま継承されている。二者択一ではなく、どちらも今は使えるし使ってよいのだ。

■6■このグレゴリオ暦のそれぞれのゾロ目の間の4つのブロックの和(つまり4月4日〜12月12日)は253日である。この期間はちょうど13の月の9ヶ月だ。28×9=252日だが、6月6日と8月8日の間にドリームスペル暦では時間を外した日が1日入るので、総日数は28×9+1=253日となっている。

■7■ところで13の月の暦は万年歴なので、どの年の月のどの日も曜日(7曜日に当たる名を別の名にしている)は変わらない。毎年の365日目と閏年の2月29日には曜日がない。一方のグレゴリオ暦は平年は1日ずつ、閏年は2日ずれるので、28年毎に同じ月日が同じ曜日となる1年1日法的なホロンがある。

■8■構造的であるという意味では、13の月の暦は音楽の音階で言うところの平均律に似たところがある。純正律やそのほかさまざまな音階構造にもそれぞれ良いところがあるのに平均律しか知らない者のように、暦と言えば13の月の暦だけが唯一無二であるという者がいたら、それはそれで貧しい視野だろう。














 

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