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日本語を正しく用いるという進化方向

 

■1■あにまんだら氏の「言葉は上位の光である」という表現は全面的に肯首できる。(1)「見ることが物質と空間を作る」⇒物理空間の形成。(2)「言葉、名指しと語りが物と世界を作る」⇒言語空間の形成。この(1)と(2)は位相の違いと表現し、人間の物理空間は言語空間に折りたたまれていると論を進める。

 

■2■このあに氏の展開に正面から対峙してツッコミや粗探しをするのではなく、伴走してもう少しこの話を独自に解して見ていこう。言葉が光であるという表現をするならば、混ぜっ返しではなく、言葉の光合成からエネルギーを生み出すという生物も想定できる。もちろん人間もそこに引っ掛かってはいる。

 

■3■あわよくばさらに向こう側に並走のしていてほしいヌーソロジーもちょっとだけ念頭に置きながら文字列を連ねたい。3次元の空間認識と10進法の数理概念を基にしたこの言語空間では、言葉は外骨格的なイメージがある。数も言葉も人間の財産であり私は大好きだが、今の言葉は男が作った感じがする。

 

■4■つい最近までは計算ずくの者や口の立つ者が生存しやすい世界だった。しかしその言葉が作っている世界すらもすでにそうではない領域にはみ出し始めているのではなかろうか。3色色覚が正常である人間の中から、すでに4色色覚の人間が出現しているように、内骨格系は常にその外にはみ出して行く。

 

 

■5■単なる駄洒落的表現を少しはみ出して言えば、物質として観測されている原子や分子を操作して返還するように、言子や文子をも貫いているDNAの未知なる方向性に沿って、遺伝子の転写エラーによってそれらの光の海を内側に丸め込んで、私達は未知なる領域に上陸を開始した次元両生類ではないか。

 

■6■言葉を武器にすらしてきた外骨格系。言葉を自らの骨格の中にも取り入れた内骨格系。脳の中に言葉を収めていると間違えたままの男が操作してきたつもりの世界だけれど、女は言葉の世界の外をすでに知っている。もちろんこの場合の女は、特定の生物学的個体群ではなく、人間をも貫く本質の1つだ。

 

■7■言葉を内包した者同士は、言葉を持たない者同士とは異なるより直観的なコミュニケーションもしくはコミュニオンができそうだ。さて妄想的連想はとめどないが最初に戻ろう。「言葉が全ての者に上書きされへばりついているこの世界」という表現は腑に落ちるが、どれだけの精密さを持つのであろう。

 

■8■「名指しと語りが物と世界を作る」と言った時、その言語空間を総括して捉えているけれど、名指しは体言的(名詞的)、語りは用言的(動詞的・形容詞的)と捉えた場合、名も無い世界に目覚めることがある人は少なくないだろう。また強烈な主語が語る場合と、ほぼ主体なき語りとでは世界が異なる。

 

 

■9■言葉を外骨格的に用いる言語と、自文と他者や世界を1つにして語る言葉を持つ日本語とではその位相が大いに異なる。日本語はディベートする言語ではない。人間はこれだけの人種や個性がいるのに、生物学的には犬のチワワ種の中に当たるくらい狭い中にあるとあに氏は言う。種が我と対応している。

 

■10■調べれば調べるほど、日本語は奇異なまでに特殊で孤立していることが分かる。日本国は滅びても、日本語を正しく使う者がいれば日本は滅びないと真剣に思っている。これは決して国粋主義的発想ではない。日本語と他の様々な言語とを「言語世界」と一括りにしてしまえない何かがまだそこにはある。

 

■11■日本語はすでに言葉を内骨格化しており、それを上手く用いれば言語の海から波打ち際まできているとも言えよう。パラドクスもなく、主語もなく、語るものと語られるものとか1つですらある日本語は、全てを神としても捉える感性がある。歳を取って言葉が中々出てこない時、それはただ悲しい事か?

 

■12■言語による思考と表現と共有に執着しないところからも活路は生まれ得よう。3軸に直交するもう1つの次元が時間であるという時の過去・現在・未来とは別の文脈からではあるが「日本語は未来から来た」とも言えよう。逆に言えば未来があるのだ。その切り口をあに氏が日本語で表現する素晴らしさ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


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  • 2020.07.01 Wednesday
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