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加賀山中温泉とゆかたべー

 

温泉平和主義でいずれリアップするが、ここで切り離して見てみよう。昔の加賀の中山温泉には多くの宿に「ゆかたべー」がいた。ゆかたべーというのは妖怪ではなく、16歳未満の娘たちだった。

 

昔は旅館に内湯がないので、客を総湯(町の中央にある共同浴場)まで案内したり、浴衣を持って客の湯上りを待っている仕事だ。温泉には待合室もない。べーとは石川県の方言で少女のことだ。

 

ゆかたべーは16歳を過ぎると、シシと呼ばれる湯治客相手の遊女になった。民謡「山中節」の一節に、「ゆかた肩にかけ 戸板にもたれ 足で呂の字を書くわいな」というフレーズがある。

 

 

「呂」とは江戸時代の隠語で「キス」を意味するんだそうだ。確かに文字の形を見ると口と口がノで繋がっている。自分の名前()の中にあるので漢和辞典で調べたら、背骨の象形文字だった。

 

美少女のゆかたべーもいただろう。客にもイケメンはいただろう。様々に通う思いも通わぬ夢もあっただろう。今はもうとうに絶滅しているけれど、雪の中、凍えながら浴衣を抱えて客を待つゆかたべー。

 

多くの客の中で、自分の宿の客を間違えないのが誇りだったという。ゆかたべーは浴衣をはていない。色々とイメージが湧く。石川県人にそのあたりの詳しい歴史を聞かせてほしいところである。

 

)通常は「小野満麿」と称しているが、戸籍上の本名は「小野満麻呂」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


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  • 2017.12.09 Saturday
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