<< 重力の呪縛と恩寵 | main | 「生きる」という天賦の才 >>

化かすことなく化けてみよう

 

■1■妖怪博士が喜ぶかどうかは不明だが、「化」という漢字は「人」と「匕」(匕首…あいくち…の匕で「カ」「ヒ」と読む)の怪異文字…いや会意文字。白石静によれば「匕」は人を逆さまにした形で、死者の形。頭と足が逆になった死者が背中合わせに横たわっている形が「化」で、人が死ぬことを言う。

■2■化は生気を失って変化すること。全ての者は生と死を繰り返していくので変化することを言う。この字から連想するのは「北」という漢字だ。こちらは右向きの人と左向きの人を背中合わせに組み合わせた形だ。背中合わせだから背くの意となり、逃げるの意となる。王が南面するので背は北方を指す。

■3■背中合わせは同じだが、「北」は生きた人同士が同方向を向くが、「化」は死んだ人同士が逆方向で並ぶ。この化は死者の組み合わせだと言ったが、これと「生」という漢字を合わせた言葉が「化生」だ。「かせい」と読むと、組織に別の種類の細胞が生じてくることで、英語で言えばmetaplasiaとなる。

■4■しかしこの「化生」を「けしょう」と読むと、仏教で仏・菩薩 が人々を救うために、人間の姿を借りてこの世に現れるという意味になる。化身。さらにはよりどころなしに自力で忽然と生まれるもの。また神道では、神や精霊が滅したり相変によって、そこから多くの物や神が生まれ出るという意味だ。

■5■また小説・劇画などの異界譚の中で、剛の者が美女に誑かされて「さては化生の者か」と悔しがる類の化生は、化けることや化けたもののことだ。要するに妖怪・変化・化けものをいう。また最初に上げたように、仏教では仏が人間の姿に化身してこの世に現れることもある。共に人知の及ばぬところだ。

■6■つまりコンテクストの違いはあるが、実は私達は神や仏や大精霊なのだけれど、現世の人間的な苦悩や喜悦を実際に味わうために、敢えて自ら失念して今を生きていると想定してみることも可能だということだ。出自が妖怪や精霊であるということに喜ぶ輩もいるかも知れないが、可能性も絶無ではない。

■7■病理学的レベルにおけるネガティブな化生に留まらず、生物進化に直結するような化生もまた起こりうるのではないか。そして幼形進化の最中であるかも知れない人間。スポーツや芸事において、突然それまでを遥かに凌ぐレベルになることも「化ける」と言う。私達もまた様々に化けてみたいものだ。

)別の言い方をすれば、BABYMETALのように立ち止まることなく、どんどん化け続けて行きたいものだということなんだけれど、それを語るのは非常に大変だから、せめてつい先日(1/11)のメタリカとのずっ友写真を貼っておく。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


スポンサーサイト

  • 2017.03.18 Saturday
  • -
  • 21:13
  • -
  • -
  • by スポンサードリンク

コメント
キモイんじゃなくて、ズレてる。
  • あー
  • 2017/01/16 1:22 PM
すみません、おっしゃっていることが良く分かりません。
  • トーラス
  • 2017/01/19 8:40 PM
コメントする









calendar
   1234
567891011
12131415161718
19202122232425
262728293031 
<< March 2017 >>
sponsored links
selected entries
categories
archives
recent comment
recommend
profile
search this site.
others
mobile
qrcode
powered
無料ブログ作成サービス JUGEM