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いわき湯本の「さはこの湯」



■日本地図で見ると分かるが、いわき湯本温泉は東北地方の中央を走る大湯脈源とは異なり、海岸沿いにぽつんと存在している。しかしその歴史は古くその記録は延長五年(927年)まで遡れる。また現在は石炭採掘の後遺症で自噴箇所はないが、独特の揚湯システムで揚湯量は毎分5トンを誇っている。泉質は含硫黄−ナトリウム−塩化物・硫酸塩温泉(硫黄泉)で、数々の効能を併せ持つ。

■JR常磐線の湯本駅のある温泉街は山間いに広がる狭い地域だが、温泉宿の門の外や足湯や手湯などにも温泉を流しており、どこか湯量や歴史だけではない温かみと余裕が感じられる。今回は友人宅のすぐ近所にある人気の共同浴場「さはこの湯」を訪れてみた。ここは1995年10月にオープンした比較的新しい施設だが、門や火の見櫓を模した造りで地元の人や観光客にも人気がある。

■休日は車の停め所がないほど混雑するこの風呂は、岩風呂「宝の湯」と檜風呂「幸福の湯」が男女日替わりになっている。両方入ってみたが、「宝の湯」は温度の違う大小2つの湯船があるが、足を伸ばしにくい広さである。「幸福の湯」は中央に大きな檜作りの湯船が合って、こちらは体を十分伸ばせて寛げる。浴場に入る前から強い硫黄臭が漂うが、お湯は掛け流しのため無色透明だ。



■掲げてある温泉分析書は湯本温泉源泉全般のものらしい。泉温は59.0度C、湧出量は毎分4750リットル、無職透明無味で、強い硫化水素臭ありとある。pHは8.1。1kg中の成分は陽イオンがNa+523.0mg、Ca++59.8mg、K+16.2mgほか、陰イオンはCl-556.6mg、SO4--390.3mg、HCO3-106.9mgほかで、成分総計1743mg/kgとなっており、湯量を考えればかなり濃い良質な湯だと感じられる。

■何より料金が220円で、午前8時から午後10時まで入ることができるのは素晴らしい。脱衣所が少し狭いのは日帰り専門の観光施設ではないので文句は言えないだろう。少し高温に設定してある湯温と塩分濃度が高いのとで長湯には適さないのだが、2階には温泉資料展示ブースがあり、座してちょっとした当地の歴史を読みつつのぼせ気味の心身をクールダウンできるのも有り難い。

■この地は遠からず再訪する予定なので、次回は近在の温泉旅館のトータルなもてなしの湯も味わって見たいものである。

(on 20081124〜25)

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  • 2019.08.22 Thursday
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コメント
始めましてmasaと申します。
HP見させていただきました!

私は女性の為の口コミサイトを運営
していて、温泉宿やそこにあるマッサージチェア
などの口コミを見て回っています。
今回は大変参考になりました。
これからも楽しい記事を期待しています。

有難うございました。
masa
  • masa
  • 2008/12/02 2:17 PM
■masa さん。

HPをごらんイタだきありがとうございました。長年にわたってアップロードしておりますので、一部情報が古くなってしまっているところもあるやも知れません。

温泉に関しても、施設そのものの変化変容もありますが、それを求める側のニーズやブーム、そしてリーズナブルさも変遷して定まりません。現在のトップブームでもある、湯治モードに近い安価な値段設定と一人旅OKというニーズに、いかにフレキシブルに対応してくれるか課も知れませんね。もちろん湯質のよいものであることは言うまでもありません。
  • とーらす
  • 2008/12/02 9:41 PM
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