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バジル地獄という極楽領域へ
- 2009.06.22 Monday
- ■日々の記録
- 09:33
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- -
- by 小野満麿
■大きめな8つの鉢と2つのプランターに植え替えた、ベランダのバジル第1世代に花穂が出てきたので、花が咲いて葉が硬くなる前に摘み取る作業をした。先日試しに最頂部の花穂部分だけを摘み取ったら、すぐ下の枝間からまた花穂が出てきていた。花を咲かせてしまうと風味が損なわれてしまうので、今回は腋芽の成長を促すための摘芯も兼ねて、花穂の2つほど下の分枝部分から切り取ることにした。
■気がつくと切り取ったバジルだけで大きいボール2つに入れても溢れるほどの量になった。太い茎を丁寧に取って葉の部分だけを量ったら270g以上あった。そこで今年初もののバジルペーストをつくることにした。いろいろなレシピを見てもバジル50gとか80gに対してバージンオイル何g、松の実何g…などと書いてある。少ない。もっとも一度にはミルラーに入り切らないので、何度かに分けて作ることにした。
■参照するレシピごとに分量や作り方がみな微妙に異なるので、今まで何度か作ったのに今回もまた直感ナビゲーションシステムによる行き当たりばったりモードだった。今回はバジルの量が多いのに、ナッツ類が多いほうが美味しいとの意見を採用して、松の実のほかにカシューナッツとアーモンドも入れてみた。濃度と分量にミルラーが何度か悲鳴を上げた。結局バジル100g分を2回製作して残りは後日に回した。
■少し分量比を変えて2種類の味付け。それでもガラス瓶4本分になった。途中ちょこちょこパンにつけてはみ出し部分を食ってみたが、やはりバジルペーストは美味い。冷蔵庫にはまだ70gほどの葉が残っている。冷凍保存にするか、野菜サラダで食べるか、もう1度ペーストにするか。切り取った大量の茎部分は捨ててもよいのだが、ビネガーかオリープオイルに漬けて香りを移すという手もあるだろう。
■ということで今日のお昼はジェノベーゼ。トマトスープとの相性もいいというので、今回はそちらもトライだ。それにしてもバジル100本計画を実行中ではあるが、全てが順調に育ったら恐ろしい量になるということを、バジルペーストを作りながら実感した。バージンオイルとナッツ類などもバカにならない。…失念していたが昨日6月21日は夏至だった。まあバジル地獄という極楽を味わうのはこれからだ。
掌のホロスコープを手の内に
- 2009.06.13 Saturday
- ■身体について
- 00:01
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- -
- by 小野満麿
■最近、人間の存在形態や生活や歴史や未来展望について考えたりして手や掌をよく見るのだが、自分の手相が思っているより早く変わることに気がついた。他者の手相もきっとそうなのだろう。生命線や知能線のようにほぼ不変と思っていたものの長さや太さもゆっくり変わるし、ましてや小さい線やふくらみなどはもっと早く変わっている。まるで外惑星や内惑星の位置の変化のようだ。そこで占星術と手相術が呼応するのではないかと調べてみた。
■手相術と言えば東洋のものと思われがちだ。しかし占星術に西洋占星術と東洋占星術があるように、全く異なる体系ではあるが、手相術にも東洋手相術と西洋手相術とがある。西洋手相術を始めたのははシュメール人ともエジプト人とも言われるがはっきりしていない。手相に関すると考えられる最古の記録は、紀元前15世紀インドの「ヴェーダ」の中にある。インドの手相見の技術が東と西に伝えられて、別個の体系に発達したものなのかも知れない。
■西洋の手相術は古代ギリシャで始まり、カイロマンシーと呼ばれていた。人間の掌と天体を結びつけ、占星術と手相術を照応させていたらしい。キリスト教が興隆すると手相術は否定されたが、その技はイスラム圏やジプシーによって保存されていた。ルネッサンス後は再び注目され、パラケルススの弟子やユダヤ人のカバリストには手相に関心を示す者もいた。しかし基本的に西洋手相術は、占星術とは切ってもきれない関係にある。
■ヘルメス哲学ではマクロコスモスとミクロコスモスは照応する。外耳や足の裏と同様、掌も人体各部と照応し、そして必然的に宇宙と照応している人間という「小宇宙」の中の「小宇宙」なのだ。掌は天空の縮図でもあり、天空のホロスコープでもあるということだ。掌の上の各所には諸惑星が配当されており、そこからマクロコスモスから与えられている性格や運命を読み取れるという考え方は、単なる俗っぽさを超えた不思議な魅力がある。
■親指の付け根は金星、同じく人差し指は木星、中指は土星、薬指は太陽、小指は水星、掌の中央は火星、小指の下のふくらみは月に照応させたそうだ(小指の下を金星に、親指を太陽に、水星を掌の中央というものもある)。横道12宮を指の各節に配当したり、各線も惑星に照応された。現在でも太陽線や金星帯として手相見に用いられている。この掌の中に自分自身の心身、そして宇宙の全てをも握りこむことができるという発想は悪くない。
■おそらくこのような発想はすでに知的体系として当に存在するのだろう。私個人は占星術も門外漢だが、友人知人の専門家や研究者の意見や所感をぜひ聞いてみたいものだ。(なおすぐ上の左右の手は、手相とは直接関係はないのだけれど、フレミングの両手の法則の記憶があいまいだったので、自分の手で作り直してみたものだ。…はて、これであっていただろうか?)
梅雨入りの曇天がありがたい
- 2009.06.09 Tuesday
- ■日々の記録
- 14:48
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- -
- by 小野満麿
■東海地方梅雨入り。最近は異常気象で梅雨のない年などもあったものだから、去年の梅雨入りが異常に早かったが今年は例年並みと言われてもピンとこないが、今年は梅雨入りがかなり嬉しい。ベランダでバジル100本計画の敢行中なのだが、日に日に大きくなって行く植物たちにたっぷりの水遣り作業などが実に大変なのである。今月13日に東京に行く事になっているが、雨でなく曇りであっても、水遣りできない何日かの心配が減るというものだ。
■今朝ベランダで何となく、直径20センチ以上の植木鉢が100個並ぶということをイメージしたら、思ったより少し大変なことになりそうだというリアリティを感じた。ほかにもねぎやプチトマトやシソやナスその他の植物の手入れもあるし、バジルは出世魚ではないが、苗パッドから何回か鉢を大きいものに代えていく作業や土や肥料もバカにならない。日々の懸案実行の合間の気分転換にやる似非アグリカルチャーにしては、えらい肉体労働である。
■なら止めれば良いだけの話だと言われればそれまでだが、なかなか生き物なのでホイと捨てるわけにも行かず、色々と学ばせてもらっている日々なのである。昨日は土を入れ替えていたら中から体長数センチの幼虫が何匹も出てきたので、別の雑草がこんもり茂ったプランターの中に放り投げておいたのだが、今朝見たらそのうちの1匹が蛹化の最中たでったらしく、土中に潜り込めずに死んでいた。痛まない振りをしているがやはり心が痛む。
■「害虫との闘い」などと言っても、虫たちにしてみれば自然のことであり、所詮はこちら側から一方的に虐殺するだけのことなのだ。だからと言って手をこまねいて一方的に自然に荒されれ続けるというのではなく、私もまたその中で自然の一部となって争い、そして妥協点を探る。人間ではなくなるのだ。とはいえアブラムシに対しては最近、かなり無感覚になっている。殺虫剤は用いず、もっぱら水をつけた割り箸で絡め取っている。
■年越しのナスの枝に実が1つ生り始めている。年越しのバジルは花芯を摘んでもきりがないので種取り用にするか。ワサワサと茂り始めている大葉の使い道も考えなくては。カボチャの花は次々咲くのだが、雄花がないので雌花ばかりがあだ花状態だ。赤ジャガイモを植え替えたらもう少なからずの新しい芋ができていた。プチトマトがめったやたらに花を咲かせ、早くも実になり始めている。里芋はどうなるのか。ハーブたちは…?
■梅雨が明けたらヨシズを掛けて、机と椅子を出して水を撒き、緑溢れるベランダを味わおうか。真昼の日差しの中で、そんなことを考えていたらくらくらした。
日本W杯出場1番のり
- 2009.06.07 Sunday
- ■サッカー&スポーツ
- 11:09
- comments(2)
- -
- by 小野満麿
■サッカー日本代表チームはウズベキスタンに1−0で勝利し、4回連続4度目のワールドカップ出場を決めた。W杯出場は世界で1番のりだ。もっとも直後に裏の試合でオーストラリアもバーレーンと0−0で引き分けて出場を決定したのでさほど大きな意味はないが、それでも前回大会の大敗後、ジーコに代わったオシム監督が脳梗塞で倒れた後を岡田監督が引き継ぎ、不調で煮え切らない試合が続いた頃の長い閉塞感を思えば実に感慨深い。
■日本時間6月6日午後11時5分少し過ぎ、ウズベキスタンの首都タシケントでキックオフ。愚かにも前祝いと称して久しぶりにビールを飲んで朦朧としていた私の意識は、いくつかの不安要素によって集中せざるをえなくなった。今や日本のお家芸となった細かいパスのつなぎがフィールドの深い芝に不可欠なスピードが殺されて、ボールコントロールしにくいのが分かる。すぐに主審の判定が極度にウズベキスタン寄りであることが明白になった。
■正当なチュャージでも肉体が接触するとほぼ日本側のファウルになる。逆に日本が悪質なプレイをされてもお咎めなし。サッカーではアウェーの洗礼と表現されるが、このように条件はイーブンでないことが少なくない。私たちの日々の生活においても、経済や才能も含めて万事公平であることがまずない。平等公平に似た語感の確率によれば、状況の諸優劣に応じて成功/失敗や幸不幸感が決まりそうだが、もちろん決してそうではない。
■審判とプレーヤー。スポーツの判定は人間のプレーを人間が判定を下す。間違いや不公平も織り込み済みであり、明らかに誤審に見えてもジャッジはほぼ覆らない。そこには悪意や買収その他のダークな要素が入り込む隙間もあるが、運不運と呼ばれるそれ以外の不確定要素も入り込む余地が大きい。コンマ何秒かの判断ミス、シュートがわずか数ミリずれていただけで、結果はデジタルに1か0かになる。それを共有ルールとして成立する空間だ。
■いや、今日は難しい解釈は止めて、先ずは本戦出場決定を素直に喜ぼう。今日までずっと何試合かの個人的分析や要望やビジョンを書くことをこの日まで控えてきたのだが、最後は気力気迫が不可欠であることを改めて思い知らされた。世界のベスト4という今ではまだ世界中の人がビッグマウス云々以前に無謀だと捉えているであろう目標の方に、私の体重も少しシフトしよう。今後さらに実力醸成されていくと共に、幸運度も増大すると信じつつ。
■極力甘えや依存を配した上で、それでもさらに自らの幸運を信じて進む事ができる/できないの違いはどこからやってくるのだろう。もちろん自らの内からではあるが。代わりの新しいものを明示できるかというとそうではないのだが、自力/他力と言葉を分けるその先の統合空間を待つ。「天は自ら助くる者を援く。」「信ずる者は救われる。」…言葉だけでのにわか知識が、言葉を介して実感でき、やがてそれらの言葉すら要らなくなるところまで…。
■私はやはりサッカーがこの上なく好きなのだと、改めて思う。
ニュースを見たらまず逆と思う私
- 2009.06.05 Friday
- ■日々の記録
- 15:18
- comments(0)
- -
- by 小野満麿
■足利事件で無期懲役の冤罪が晴れた菅家利和さんが釈放された。実に喜ばしい。釈放そのものについては、様々な報道機関がで取り上げられていたが、この事件の裏にある諸問題を明らかにしていくのはこれからであろう。いつも思うのだが、報道機関がなければ現在の社会は成り立たない。しかしそれを鵜呑みにしていても人間として脆弱に過ぎる。日々溢れ出てくるニュースに依存するのではなく、自ら考え判断する力が必要だということだ。
■今年の2月14日、中川昭一前外務大臣がG7でろれつが回らない状態で記者会見をし、後に辞任に追い込まれた。各社が一律の非難色で報道していたが、私は「あ…何か盛られたな」と思った。実際のところ、公式の場で「米国債強要はもう沢山、金融危機の責任をもっと自覚せよ」等と発言したので、罠にはめられて失脚させられたのだろう。、同行した財務省国際局長と、読売新聞経済部の女性記者がワインに薬を盛った実行犯だと考えられる。
■同3月3日、政治献金規正法違反という名目で、検察庁が小沢一郎の秘書をいきなり逮捕した。自民党と民主党の支持バランスが偏りすぎることへの調整介入であろうとは見えたが、背後にはアメリカ側の謀略があると思われる。ヒラリー国務長官が沖縄海兵隊のグァム移転費用2兆円を出させるべく来日した際に小沢一郎と会い、「同盟関係は対等でなければならない」と言われ、扱いにくいこの次期首相候補を潰す方向に変わったのだろう。
■前世紀はホゼ・アグエイアスの『ドリームスペル』および改暦運動の流れがあった。しかしその多大な影響力と正等性ゆえに、途中から巧妙にその力を奪われてしまったと私は見ている。特に日本国内に関しては、その伝統的精神性との化学反応をさせぬよう、ほぼ情報鎖国状態にさせられてしまった。私はここにもD.ロックフェラー系下位と電通がらみの諸操作があったと考えている。まあこれに関しては陰謀妄想の戯言であるとしておこう。
■1つ1つ取り上げていったら切りがないが、私は各社が揃って騒ぐ大ニュースは基本的にその逆であると考えている。有罪となったら無罪などという単純な意味での逆ではないことは言うまでもない。自殺に見せかけた抹殺、痴漢や窃盗の冤罪による失脚、アンケートや統計の操作による洗脳…などなど。マスコミ従事者の大半は真面目で誠実であろう。しかし自分の判断力を持たなければ、上層が操作する諸情報の怪異空間に閉塞されたままだ。
■マスコミ情報や諸文化に無防備に晒すのではなく、また全ての情報を遮断するのでもなく、自分なりの見方や信条を持ってそれらを「見る」ことが重要であり当たり前のことでもあろう。それにしてもまあ、知らなくてもいいニュースも多すぎるなあ。
バジル100本化計画その後
- 2009.06.03 Wednesday
- ■日々の記録
- 00:30
- comments(0)
- -
- by 小野満麿
■室内の陽だまりで越冬させたバジルたちは、種を取ろうとして花穂が出てきたものを蕾を摘まずに伸ばしたものだったので、春が過ぎて暖かくなっても次々にまた花穂が伸び、葉が硬くなって風味もが損なわれてしまった。また1年中バジルペーストをふんだんに使って調理したいので、初春に『バジル100本化計画』をひとり立ち上げてみた。種は昨年取っておいたものを使ったが、後に市販の300円弱の袋入りの種も購入して撒いてみた。
■昨年取っておいた種を丁寧に一粒ずつ小さな紙コップに入れた肥料や土の上に撒いたものが発芽して苗になったので植え替えしたものと、市販の種を遅れて撒いたものから成長した苗との区別が、現時点ではつかない部分がある。生育時の気温の差異とか、ひ弱な種と元気のいい種とがあったりとか、肥料や何種類かの土の配合もいろいろ試してみたりとか、様々な条件があるのだろうが、とにかくこのままで行けば100本化計画は成功しそうだ。
■問題は空間だ。ベランダという狭いスペースで、日々大きくなっていくバジルを置くスペースがだんだん狭くなっていく。先日2つのプランターに植え替えた4本は、もう葉が重なりあうほどになっている。根が成長してすぐいっぱいになるので、昨日は大き目の鉢を100円ショップや西友で10コ購入して、カップラーメンの入れ物ほどの紙鉢からこの鉢へと、成長したものから順番に植え替えてみた。一昨日作った棚がもうほとんど満杯になった。
■ところでもちろん私は100本の成長したバジルをひとりでキープし続けるほど強欲ではない。できのいいもののいくつかは親戚や友人知人にプレゼントしようと思っているのだ。そして画像でも分かるかも知れないが、一度に全部のバジルを一斉に生長させるのではなく、少し時期をずらして生育させている。100本のめどはそれとなく見えてきたが、ぴったりでは何が起こるかわからないので、明日も種をいくつかの入れ物に撒くつもりだ。
■ところで猫の額のように狭いベランダで昨日今日と土の選別や植え替え作業をした。ベランダから階下や近隣に水しぶきや土ぼこりなどを飛ばさないように気を使う。ヨシズを掛けたもののほぼ直射日光の中で屈んでの作業なので、能率は悪く腰も痛くなった。生き物が相手なので途中で放り出すわけにも行かず、今日も9時過ぎまで窓越しの明かりの中での土いじり。バジルのほかにもいろいろあるので、朝の水遣りからちょっと大変だ。
■泊り込みで何日も(今のところ1日ですら)家を空けることができない状態だし、疲れてネットに日記を書く暇すらない。まあ好きでなくてはできないし、それ以上にやらないだろう。ただし下手の横好きであることは間違いない。1年中農作業に専念するプロにはなれないし、半農半遊のための手慣らし体慣らしなのか、単なる気まぐれなマイブームなのかすらも分からないけれど、とにかく今は楽しいことには変わりない。さて次の計画も考えねば。
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