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身体周囲の空間質の差異
- 2013.09.24 Tuesday
- ■身体について
- 19:05
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- -
- by 小野満麿
■1■身体感覚というものを、武道家や舞踏家、気功師や整体師、真のスポーツマンや身体研究家などでない限り、とことん追求してみることはあまりない。しかしスポーツや武術、舞や芸能などを齧ったことがある者ならば、自らの身体の随意なる部分と不随意なる領域があることをよく知っている。そして自らの身体の届く空間とそれ以外の空間の質が異なるものであることも。
■2■自らが立ち止まったまま身体が届く範囲の空間を、武道家は自分の間合いと言った。刀や槍などを持つ武芸者には、そのエモノを身体の延長線上として捉えて、その届く空間を自分の間合いと言った。瞬時に踏み込みまた身を翻す空間移動能力も含めて、誰にでもおのれの間合いはある。眼力や聴力、時には嗅覚や直観力も含めて、自らの持つ空間とそれ以外の空間があった。
■3■もちろん視覚の届く範囲もその人の全空間である。全ての空間は共有しているつもりだが、視座が異なるために空間質はみな微妙にもしくは大いに異なる。相互信頼する武芸者は互いに背を合わせることで世界全てと立ち向かう覚悟を持つ。自らの眼前の的は背後の戦友の的であり、自らの真の敵は戦友が対峙してくれている。遠当ての及ぶ空間と及ばぬ空間の差異を知る事。
■4■自らのかみあう自らのカミはどこにいるのか?「どこ?」という問いそのものがガサツ過ぎる。「どのように在るのか?」という問いの「在る」という語義を定めぬままの自問は空中で定まらない。新しい言葉をつぎつぎに作り対応させていく戦略と、詩人のように既存の言葉を用いて全く新しい意味を吹き込む戦略とがあるとしたら、私は後者で未知を愛しつつ進み行こう。
デルピー失踪と捕獲に関するご挨拶
- 2013.09.23 Monday
- ■猫
- 09:41
- comments(2)
- -
- by 小野満麿
■黒猫デルピーが失踪してから28日目にようやく当家に戻り、ついにこのポスターは不要となりました。最後はご近所の猫好き・動物好きの奥さんたちの力と知恵をお借りして、猫捕獲器にてようやくお縄に。語るは涙、聞くは笑いのロングストーリーを地でやっておりまして、facebookを覗く暇もあらばこそのこのひと月でした。
■しかしデルは家に戻っても1カ月間の強烈な野生体験はすぐには消えず、部屋の隅の物陰に潜んで出てきません。瞬間変わり身の術で別の黒猫と入れ替わったのでは疑惑(^^)も完全には拭い去れぬまま、捕獲後3日目の朝を迎えております。日夜探し回って歩いたおかげで私は超早寝早起きに加えて5kgダイエットの余禄まで(笑)。
■この語るは涙、聞くは笑いの話はまだ進行中です。デルピーのリハビリがなるかどうかなどいろいろ問題点はありますが、皆様にはご心配かけぬよう秘しておりました。どうせ2〜3日で解決するだろうと思っていたものが、その後2週間未発見のままとなり、発見後も捕獲失敗や猫嫌い人種との摩擦などで4週間・28日かかりました。
■七転八倒顛末記録については、外部ブログその他に自己リークするかもしれませんが、失踪中にナチュスピ用のねこまんがを製作するのが一番苦しかった事ですね(^^)。しかし私にとっての「2013年問題」とは今回のことだったのかと思うほど、いいことも沢山ありました。そして最終的には人間肯定・みなヒトになるの結論に到達…?(^^)。
■何はともあれ、今後ともよろしゅーに。これから前の日付に戻って、その時の出来事を記録して行くと思いますので、順次そちらもよろしくお願いいたします。
ジャネット周期表再び
- 2013.09.22 Sunday
- ■数の世界
- 23:00
- comments(0)
- -
- by 小野満麿
(※)横置き画像では小さくて見にくいので、文尾に立て置き画像にして置いてみた。参照のこと。
■元素周期表は多々あるが、、メンデレーエフの周期表(の延長線上にあるもの)は発見された118番元素までで、第7周期までが全て埋まった。それとよくにているが、周期表の構造そのものがよく分かる「ジャネット周期表」でみると、さらに2つのs軌道が埋まることによって、120番元素までで第8周期が全て埋まる。(図の上半分)
■周期表には明確な法則がある。軌道と対応付けられている電子配置は、s軌道・p軌道・d軌道・f軌道にはそれぞれ最大2個・6個・10個・14個の電子が収容される。また2周期ごとに直前のタイプより4元素分多い、新しい電子軌道のタイプが出現している。法則を適用すれば次のg軌道には18個、さらに次のh軌道には22個となる(図の下半分)。
■特に注目するのが、第9、第10軌道の合計がそれぞれ(2+6+10+14+18=)50個の電子まで収まる構造でとなり、2つの軌道を合わせるとちょうど100となる。これは特に直接の繋がりはみえないままだとしても、5つのプラトン立体の全ての点50個と全ての面50個を想起させる。また日本語の50音図の50の文字と50の音も連想させる。
■そしてさらに現実を超えている構造の法則というカタチをさらに延長すれば、第11、第12軌道にはそれぞれ(18+4=)22個が収まるh軌道が加わり、2つの軌道を合わせると144となる。ここで第1〜第12までの軌道に収まる電子の合計を考えると、{(2+8+18+32+50+72)×2}=364個となる。単なる偶然ではないと私は考える。
■周期表の各周期の電子配置数は、3角数によく似ている。それまでの要素を全て含んで1つ進んでいる。
第1・第2周期 2個(=2)
第3・第4周期 8個(=2+6)
第5・第6周期 18個(=2+6+10)
第7・第8周期 32個(=2+6+10+14)
第9・第10周期 50個(=2+6+10+14+18)
第11・第12周期 72個(=2+6+10+14+18+22)
■ちなみにヌーソロジーとの整合性を考えて、さらに第13・14周期まで出してみよう。
第13・第14周期 98個(=2+6+10+14+18+22+26)
■すると1つの周期の電子配置数は98個となり、2つの周期の合計数は196個となる。したがってこれまでの合計総和は(364+196=)560個となる。560は14の正4面体数だ。ちなみに12の正4面体数は364だった。そもそも電子配置がなぜこうなっているのか?現実と乖離した観念だけのものだと切り捨てる前に、そもそもの構造もしくはカタチについて熟考する必要がある。
パラレル未来の周期表
- 2013.09.21 Saturday
- ■数の世界
- 23:00
- comments(0)
- -
- by 小野満麿
■2010年にロシアの核物理学者チームが117番元素の合成に成功した。わずか1秒も経たないうちにそれは消滅してしまったが、これは画期的な出来事だった。この117番元素の発見により、初めて周期表の第7周期までがすべて埋まったのである。1869年にメンデレーエフが発表した周期表には未発見元素の空欄があった。科学者たちはその空欄を埋めるべく新元素の発見を競い、やがて新元素を合成し始めた。
■周期表は原則的に、左上から原子番号の順に並ぶような構造になっている。その上で元素はその原子の電子配置に従って並べられ、似た性質の元素が規則的に出現する。43番のテクネチウムと85番のアスタチンが合成され、87番のフランシウムは自然界で最後に発見された。92番のウランが自然界最大の元素と思われていたが、93番ネプツニウム、94番プルトニウムが微量ながら自然存在することもわかった。
■しかし周期表はそこまでで閉じていなかった。その後も様々な研究者によって、自然界には存在しない未知の元素が合成されていった。周期表には特定の間隔を置いて化学的特性が繰り返される。各周期に入る元素は第1周期に2つ、第2と第3周期には10個、第4と第5周期には18個、第6と第7周期には32個となっていた。第7周期最後の118番元素はs,p,d,fの電子軌道がすべて満たされている。
■上図はこれら電子軌道ブロックを元に作られた「ジャネット周期表」である。なぜそのようになるのかという問いの答は不明のままだが、ここには明確な法則が現れている。電子配置は軌道と対応付けられており、s軌道・p軌道・d軌道・f軌道(※1)にはそれぞれ最大2個・6個・10個・14個の電子が収容される。また2周期ごとに直前のタイプより4元素分多い、新しい電子軌道のタイプが出現している。
■したがって原子番号118の次に新たな元素が発見されるとしたら、s−8軌道が埋まる119、120番元素だろう。さらにその先まで上に示したような厳密な規則を適用して考えるとするならば、fブロックの14個に4個を加えた18元素のgブロックが加わり、s・p・d・f・gブロックを合わせた全部で(2+6+10+14+18=)50個の第9周期が出現することになる。第10周期と合わせると100個だ。
■メンデレーエフの周期表の拡張版は118番元素で全てが埋まるが、このジャネット周期表ではさらに2つのs軌道が埋まることによって、120番元素までで第8周期が全て埋まる。次の第9周期と第10周期を想定すると、合計100個の新たなる元素の入る余地ができる。そしてさらに第11周期と第12周期を想定すると、100個にhブロック2つ分増えて(100+22×2)、全部で364元素の構造となるのだ。
■現時点でこのように第9周期と第10周期を想定することにはあまり意味がない。ましてやその先の第11周期と第12周期の想定はナンセンスに等しい。しかしそこに立ち現れてくるのは364という馴染み深い数である。第8周期までで(10×12=)120という区切りのよい数であることも含め、偶然として切り捨てる前に、この構造全体に通底する人間の認識のカタチ自体に再帰する必要があるのかも知れない。
■それにしても莫大な時間と経費をかけて、わずか1秒にも満たない存在の新元素を合成することは、どれほどの意味があるのかは分からない。方向性を失っているのではなかろうか。周期表は元素の量子物理学にも基づいている。しかし周期表のしかるべき位置に見出された超重元素の中には、予想される特性を持っていないものが現れてきている。つまり周期律のほころびが見つかり始めているのである。
3のある風景
- 2013.09.20 Friday
- ■多面体と多様体の世界
- 23:00
- comments(0)
- -
- by 小野満麿
これが3辺の長さの比が1:2:3の直角3角形。
そしてこちらは辺長比が1:2:√3の直角3角形。
単位立方体の中の1:√2:√3はこちら。
立体対角線√3の交差する点つまり重心から、12本の各辺の辺心に線を伸ばすとその点がベクトル平衡体の12の点になる。そしてその12点を繋ぐと、重心−辺心の長さに等しい線で6個の正方形と8個の正3角形となる。これはまた空間最密パッキングの形でもあり、回転させることで穴が点であるトーラスと同一視できる。
台風18号とフクイチを意識の端にキープ
- 2013.09.15 Sunday
- ■日々の記録
- 19:00
- comments(0)
- -
- by 小野満麿
■安直におのれの不安を他者も読むところに書き記すのは愚行の極みだが、それでも防災の基本は最悪の想定までして供えると言うのが基本だから敢えて記したい。台風18号の進路とフクイチの関係だ。詳細まで記さないが、そこそこの知識だけで様々な想定ができる。
■あすの未明や昼になれば、それなりにコースがさらに絞り込まれて行くだろうが、本州に接近する台風の勢力としては今年一番の強さであり、形もくずれない雨雲を発達させつつ、そこから東向きに進路を変えると言われる北緯30度線を越えている。つまりフクイチ方向にだ。
■繰り返すが不安を煽るのは個人的に最も嫌いな行為の1つだが、何も知らないままでは心もとなさすぎる。またTVや新聞などはフクイチとの関係をほとんど全く言及していない。ネットではそれなりに以前から警告していた情報もあるが、選択と判断は個人の責任となる。
■杞憂がイチバン。しかし関東直撃の可能性大ということも念頭において、他人の意見だけで右往左往せず自らの判断もする心構えで、暴風・竜巻・集中豪雨なども含めたシュミレーションは、意識の端にキープしておいて無意味ではないだろう。
■名古屋地区は今夜から台風18号の影響下に入る。
「痴性体トーラスのお話イベント in 福岡」の告知
- 2013.09.11 Wednesday
- ■日々の記録
- 17:20
- comments(0)
- -
- by 小野満麿
福岡ヌーソロジー研究会のお招きで、2013年10月13日・14日の両日、ヌーソロジーの本拠地(^_^)であるヌースコーポレーション2階でひっそりと話をさせてもらうことになりました。
----------------------------------------------
■内容:
・10月13日(日)13:00〜17:00
『太陽系トポロジー』…異なる視座で諸惑星を見る
・10月14日(休)12:00〜16:00
『プラトン立体万華鏡』…正多面体越しに世界を見る
(※)両日共、kohsen氏と約1時間の対談時間の設定あり。
■会場:ヌースコーポレーション http://www.noos.co.jp/
(福岡県福岡市南区寺塚1-26-7)
■参加費:1日1000円(2日間の場合2000円)
■定員:約40名程度。
■申し込み:
FacebookまたはNoosologyLodgeを通じてとなっておりますが、煩雑そうな場合は当方が主催者に直接連絡できますので、疑問点なども含め、興味のある方はコメント欄やメール等で私に打診してみて下さい。
maro.ono@nifty.ne.jp 小野 満麿
■募集期限:2013年10月08日
----------------------------------------------
追加情報(1)
12日(土)13:00からは「2013福岡ヌースレクチャー第2回」、13日(日)9:00〜11:00はS氏の「ヌーソロジー基礎数学」が、同じ会場でヌースアカデメイア主催で予定されています。
追加情報(2)
遠方よりご参加の方で宿舎確保が難しい方は、主催者に相談すれば何らかの救済措置があるかもしれません。
----------------------------------------------
★Facebook:「Noosology Lodge」
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