新潟市秋葉区「新津温泉」

 

■長岡の宿で夜中にネット検索をして色々考え、7日は長岡から花咲まで行って、阿賀野川河畔にある咲花温泉に投宿することにした。信越本線と磐越西線が交差する新津で乗り換えるのだが、そう言えば新津には、温泉マニアの間では油臭日本一などと称さていた「新津温泉」という温泉施設があることに気がついた。

 

       

 

■事前に新津駅から新津温泉までの地図を頭に叩き込んで駅から歩きだしたのだけれど、やはり地図と現地、情報と本物は大違いというか、少し余計に道に迷った挙句、目視で工事現場のような建物を発見。料金は400円。初めてだと言うと、先に入ったおじさんについていってと言われた。思ったより長い廊下を歩く。

 

 

■手書きの注意書きも通路も脱衣所も、温泉好きが喜びそうな独特の雰囲気がある。脱衣所と浴槽に入る時に、常連と思われる客たちに挨拶をしたら「ここに入ったら浮気はできないよ」と言われた。この油臭が体に纏いつくからだと言うけれど、本当はこの湯力の虜になって他の湯には行かないとの自負もありそうだ。

 

 

■もう建物に入る前から臭う油臭は、決して不快ではなくむしろ心地よい。元々この辺りは石油を採掘していたのだが、今では温泉だけが残ったのだという。浴室には小判型の浴槽が1つだけと潔い。掛け流しなのに白濁気味で、肌触りは濃い目のトロトロ感で、肌を擦るとヌルヌル感もある。この浴感はたまらない。

 

      

 

■泉質はナトリウム-塩化物・炭酸水素塩温泉で、源泉湧出温度は44.7℃、pHは7.6だ。成分総計は13,709.7mg/kgであ。実に濃い。湧出量は毎分19.8リットルで、ほぼそのまま掛け流されている。口に含んでみる。ちょいエグだが塩っぱさも良い感じ。新潟県を代表する超個性派温泉であろう。上がった後もぽっかぽか。

 

 

■なお、つい単純泉か普通の銭湯のつもりで、曇った眼鏡を湯に緒ロリと付けて曇りを流す動作をしてしまったのだが、湯が上がって外に出てから眼鏡を見て「ああ、またやっちまったなー!」と思った。眼鏡のフレームの黒い部分が温泉と化学反応してしまって真っ白になっていた。今回の旅はこのまま続くのである。

 

★住所:〒956-0864 新潟県新潟市秋葉区新津本町4丁目17−13
TEL:0250-22-0842 公式サイトなし

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


伯父の一周忌で新潟へ

    

 

■上野駅近くの宿を取ってに前泊し、上野駅06:14発の上越新幹線の始発、とき301号新潟行きに乗った。1時間半ほど乗って07:49に長岡に到着。08:06発信越本線の直江津行きに乗り換えて、柏崎の手前の安田という駅に着いたのが08:42だった。今日は11時頃から始まる、母の兄に当たる伯父の一周忌に、愚妻と共に出席するのである。

 

 

■温かい駅の待合室で持参してきた礼服と黒いネクタイを見につけ、靴も持参した黒い革靴に履き替えてから、09:08安田発岡野町車庫行きの北越後観光バスの路線バスに乗って、09:26に田島入口で下車。そこから徒歩で5分弱で叔父の家に着いた。叔父は去年の11月に他界して、その時の葬式に来てからほぼ丸1年が経過したわけだ。

 

 

■喪主の従弟とは去年、その4年前に伯母が他界した時、そして2011年に私の母が亡くなった時と、最近は葬式と法事関係でばかり顔を合わせている。母方の親族とも同様だ。ここは私が6歳から9歳の夏まで過ごした地だ。雪の中を流れる川の青さや、木の又から舞い落ちる粉雪に陽の光が当たって煌めいていたことなども覚えている。

 

 

■今回は神奈川の藤沢に住んでいる弟、そして妹と甥っ子はみんな調子が悪くて参加できなかったので、母の血縁からは私だけの参列だった。菩提寺の僧侶が経を読み、法事が終わると、小型バスで移動して法事の後の会食である。葬式の後の会食は「精進おとし」と呼ぶが、法要の後は「御斉(おとき)」と呼ぶことすら知らなかった。

 

 

■子供の頃に共に遊んだ、喪主の従弟には娘が2人いて、姉はすでに社会に出ており、妹の方は名古屋の大学につい最近入学したと思っていたらもう4年生で、就職活動も上手く行ってこちらに戻ってくるという。彼女に車で安田駅まで送ってもらい、長岡に移動する。愚妻は明日仕事があるので、新幹線を乗り継いで名古屋に帰宅する。

 

      40年以上前に書いたペン画がかざってあった。

 

■私は今年は体調も優れない時期があり、ほとんど旅に出なかったので、せっかく新潟県に来たのだから、幾つかの温泉巡りをしてから帰ることにした。礼服から黒靴から法事の引き出物まで愚妻に持って帰ってもらい、ディバッグ1つと身軽になって、
この日は長岡で安宿を取ってそこで、明日の温泉宿を検索して予約することにした。

 

 

■長岡駅で愚妻と別れたのが午後の4時過ぎで、それからネットで長岡駅周辺の宿を探した。シングル(バス・トイレ無し 洗面所付き)わずか3000円という「HOTEL & OFFICE崇徳館」というところにじゃらんで予約して、すぐに行ってみた。入浴もでき、きれいだしそこそこ広いし、LAN無料接続なので快適だった。明日は咲花温泉。

 

■そうそう、東京駅や上の駅はたくさんの種類の新幹線が見られて、ちょっとした動物園の中にいるような気分になった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


東北の温泉に行きたい妄想流出中

 

■さすがに10月になって涼しくなってきた。そろそろ温泉が恋しい季節ということで、東北の温泉をチェックしていたら、名古屋小牧空港からいわて花巻空港にFDAが飛んでいた。45日前までの特別45だと11000円となっている。

 

■今年は何度か名古屋中部国際空港からよくLCCのジェットスターで九州方面へのフライトでお世話になったが、東北方面への交通費は高いというイメージから、小牧から花巻というダジャレのような素敵な路線を知らなかった。

 

■正直なところ岩手県の花巻温泉郷全体が私はとても好きで、何度もお世話になっている。中でも鉛温泉の藤三温泉湯治部や、大沢温泉自炊部とかがものすごく気に入っている。台温泉中島旅館も素泊まりでぜひ泊まってみたい。

 

       

 

■何と言っても自炊のつもりで湯治部への素泊まりならバカのように安いし、二食付けても特別プランを狙うと6畳の部屋に1人で5千円程で泊まれるのだ。数日連泊して何もせず、近隣の温泉もゆったり巡ってダラダラしたい。

 

■いつも過去に行っていたのは東北の真冬での雪見露天のシーズンだった。湯治部の窓から凍りそうな川を眺めた。湯治場にいるだけで満足した。バスで花巻温泉に生き、そこからは降りしきる雪の中を台温泉まで歩いたものだ。

 

■今から45日後となると、11月下旬となるなあ。まあ花巻温泉峡は冬でもずっとやっているからいいか。小牧から仙台とか山形空港までも、ちょっとだけ高めだけれど、一万数千円で飛んでいるんだよなあ。仙台−鳴子温泉もあり。

 

 

■名古屋から鳴子温泉までは新幹線乗継の古川経由で行くと、20900円で5時間9分かー。なんだよ、東京からだと11970円、3時間20分で着いちゃうんだ。花巻まででも13360円、3時間38分かー。東京からだと近いな、東北。

 

■というか、秋葉原から花巻まで直行の高速夜行バスの8460円ってのもアリか。7時間乗りッパで朝目覚めると花巻駅。うーん、年齢的に無理はしない方がいいかな。仙台までフェリーでゆっくりって手もあるしな。…妄想果てず。

 

P.S書き忘れていたけれど、言うまでもなく温泉は文句のない良い湯である。そしてこれは注釈入れといた方が良いだろうけれど、画像の1枚目の大沢の湯と2枚目の白猿の湯は女性専用タイムもあるけれど、基本は混浴なんだね。他にも多くの湯船や男女別の浴槽もあるので安心だけれど、日本古来の伝統と阿吽の呼吸で、不快な思いを互いにさせない配慮が残っているわけだ。温泉文化。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


別府温泉は本当にくせになる

       

 

■別府鉄輪の間貸し湯治宿「陽光荘」で結局3連泊。ここは他の湯治宿同様、長期滞在するほど安くなる。もちろん鉄輪地区や別府の他の温泉の湯治宿も泊ってみたいところだが、そうするとそもそも家に戻らないという可能性も(笑)。長居して鉄輪の裏路地まで探索して猫生息態と共に知ってみたいものだ。

 

        「陽光荘」別館の内湯。混浴である

 

■飛び込みで最初は7人、翌日は5人、3日目は3人の宿泊となったのだが、3連泊でようやく鉄輪の地獄蒸し料理の神髄が少しだけわかったような気がするけれど、まだまだ蒸し料理の世界は広く深い。裏口隣りの部屋なので玄関を使わずに出入りでき、窓越しに買い物で着そうな距離にお店もあって超便性。

 

        同じく「陽光荘」別館の露天的な寝湯。

■福岡空港から午後便で帰るまでに時間があるので、陽光荘をチェックアウトしてから、別府3大野湯の残る1つ、「鶴の湯」に行くことにした。今回の温泉パターン通り(?)真っ直ぐ辿り着けずに、山の道から下方に鶴の湯を見下ろして発見した。お寺の墓地側からなら車でかなり簡単に行ける所にあった。

 

       8時間ほど蒸すと、鶉の卵はピータンのように…。

 

■広大な墓地の端に車を停めて徒歩2〜3分。鶴の湯は最もアクセスの良い野湯だ。湯船から流れ出たお湯がそのまま小川となって流れている。まごうかたなき濃い硫黄泉独特の白い湯の花がこびりつき、湯の色も白濁している。暫らくいただけでも顔なじみ同士の挨拶が多く、毎日地元の人が来ているようだ。

 

       へびん湯に行く道から見下ろした鶴の湯

 

■日焼けで真っ黒のおじさんがいた。山登りが趣味と言うこの人も毎日来ているらしい。先程眼下にこの湯船を発見した丘の上の道に、謎の赤い小さい旗が多数ついていたのだが、去年あそこから若者の乗った車が転げ落ちてきたという。赤旗は注意を促すために後で自分が付けたのだと黒いおじさんは言った。

 

)この画像は「山湯花飯」より借用http://www.sanyukai.sakura.ne.jp/turunoyu.html

 

■あけっぴろげに寛ぐおじさんたちだらけの混浴の湯船に、NAKIMETALは目のやり場に困ったらしい。さてその後は、高速に乗って一路福岡に向かう。運転はツッチー、レンタカー手続きはNAKIMETAL。私は運転もできなければレンタカーの手配もできないけれど、おかげ様で今回も無事楽しい旅を終えられる。

 

■せっかく福岡を通っておいてシカトしてスルーはないだろうから、午後1時にBOBのヌースコーポレーションに顔見世に立ち寄る。一昨日はSUMIMETAL&ラムーコ氏、昨日はAki親子が、やはり別府からの帰り道に立ち寄ったという。多人数では迷惑だから、たまには一人でBOBんとこに遊びに来こよう。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


豪雨の中でも温泉は楽し

 

■早朝、亀の井バス鉄輪営業所から陽光荘に下りくるいで湯坂界隈には、地元専用もあるけれど、100円ほどで早朝から入れる「上人湯」「渋の湯」「谷の湯「熱の湯」「筋湯」「地獄原温泉」「大師湯」などが沢山あるのだけれど、すぐ近所にある「筋湯温泉」でアサイチ入浴。やはりシャキッとすっきり。

 

 

■ところであまり言われていないけれど、鉄輪地区は稀有な猫たち生息の町でもあるようだ。早朝と夜に、猫たちが集まる場所がたくさんあるようだし、飼い猫も野良も仲良く大猫集会をしている感じだ。温泉と猫のコンビネーションは最強のツボだ(^^)。今度は猫撮影&観察目当てでまた訪れたいものである。

 

■大雨注意報の中、NAKIMETALこと某旅館の雇われ女将が、壁湯温泉に行きたいとのたまう。別府まで来てなんで九重の温泉に…と思った。しかし高速を使えばそう無理な距離でもないと分かり、早速宿を出て別府インターに乗った。しかし霧と雲の中、最初の分岐を間違えて真逆の大分方面に乗ってしまった。

 

 

■短い車内ミーティングで、急遽大分からNAKIMETALが事前に調べていた長湯温泉の「水神の森温泉」に行き、その後逆回りに壁湯温泉に向かうことにした。長湯温泉と言えば炭酸含有量がものすごいので、入浴すると見る見る内に全身に炭酸泡が付きまくる「ラムネ温泉」が先ず頭に浮かぶが、なぜそちらに?

 

 

■とにかく雨の中をツッチーがひたすら運転して、立ち寄り入浴を乞う。日本一の炭酸含有量とのことなので、ラムネ温泉のように泡がびっしり付くのかと思いきや、湯口の近くでも見た目にはほどほどの泡しか付いてこない。しかし泡粒の大きさが長湯温泉の1/100スケールなので目に見えないのだそうだ。

 

 

■効能の中に「痛風」も明記してあったので、備え付けのカップで飲泉してみる。まあ決して美味いものではない。湯の花もシャリシャリの結晶成分で、これが配管の中に詰まるのでメンテが大変らしい。ここは長湯でもかなりレアな温泉だ。帰りしなに、なんと私も突然配管を木槌で叩く作業を手伝うはめに。

 

 

■土砂降りの爆雨の中、九重の裏側からさらに長距離ドライブして壁湯に辿り着いた。壁湯は川岸にあるのだが、大雨警報が出ている豪雨のせいで、すぐ傍の濁流が物凄いことになっている。川に落ちたら最悪死ぬよこれは。そして頭上の壁面のあちこちから、ぼたぼた、ぼたぼたと水滴が湯面に垂れまくりだ。

 

 

■普段の壁湯はぬるくてじっくり入れるので、「半時入らなくては壁湯を語るべからず」とか書いてあるけれどとんでもない。なぜこんな入浴難度マックスの時に入湯することになったのだ?まあおかげで独占状態ではあったけれど。ちなみにここは混浴で、画像は混浴全然OKのNAKIMETALが撮影したものだ。

 

 

■川岸に降りて来る途中の女性専用の脱衣所があり、そこの奥に女性専用の壁湯浴槽がある。女性客不在の時にちょっとだけ覗かせてもらったが、大きなつぼ湯のような感じの洞窟っぽい胎内風呂があるのだけれど、それはそれでちょっと怖い。混浴の壁湯の奥の湧出口付近もまた、大地の力の界面で怖かった。

 

 

■鉄輪に戻ってから、出かける前に蒸し釜に仕込みっ放しにしておいたもを取り出して食す。鶏肉・豆腐・玉ねぎ・干し椎茸を8時間地獄蒸しすると、水は一滴も入れていないのに、食材から自然な味付けスープがたっぷり出ていた。みんなトロトロ。おこわも鶉の卵も芋もコーンもほとんど調味料なして十分。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


別府の山の湯と町の湯と

 

■本日の第1湯は「別府ヘルスセンター」。この泥湯は別府でも取り分けて有名なところ。同じ泥でも酸性もあればアルカリ性もありで、しかも自律神経にまで効いてしまうという凄さ。最初のコロイド湯からして白濁の濁り湯でいい感じ。ここから石の階段を降りて酸度の高い熱泥湯へ。子供は入るなとある。

 

 

■さらに歩いて外に出ると、泥湯の大池と、アルカリ泥湯とがある。どちらも仕切りはあるけれど混浴。肩まで浸かれば問題なし。女性軍は体中ぺた塗りはもちろん、化粧とはまた別に顔面アートな泥塗り。蒸し湯と滝の湯は先日の地震の影響で今でも使用不可。当分復旧の予定もないそうだ。残念至極である。

 

 

■本日の第2湯の「いちのいで会館」。様々な青い湯に変化するので有名な鉄輪の「神和苑」を念頭に置いていたが、こちらもまた先日の地震の影響もあってか、リニューアルのために休館中だった。青い湯では二択だった残りのこちらの施設は海観寺温泉地区にあるが、昼食を取らねば温泉に入られないのだ。

 

 

■ここは「金鉱の湯」と「景観の湯」があり、男女が日替わりのシステムだったのだが、ここもまた地震で「金鉱の湯」とその近くのサウナ施設が倒壊し、まだに復旧していたかった。取り敢えず「景観の湯」とその上の家族湯3つを男女日替わりで回しているようだ。思いの外がら空きだったのはそのせいか。

 

 

■この日でSUMIMETALとラムーコ氏は帰宅するため、途中あわよくば福岡でレンタカーを返却して夜の新幹線にに乗る前に、BOBのヌースコーポレーションを表敬訪問したいと、昼過ぎに博多に戻った。NAKIMETALとツッチーと私は別府の3大野湯探検隊を結成して、山の上にある明礬温泉の方に車で向かう。

 

 

■2010に別府の野湯「鍋山の湯」付近で、一人で秘湯巡り中の女性が殺害された事件が起き、以来その市道は通行禁止となったが、様々な防犯対策を施して2011年に通行止めは解除された。なのになぜまた「鍋山の湯」入り口に立ち入り禁止ゲートが作られていたのか。今回の地震で野湯が完全倒壊してたのだ。

 

 

■そうとは知らずレンタカーでとんでもない雨後の山道を、ゆっくり注意しながらそのゲートを越えて先に進んだ。温泉らしきものが見当たらず大幅に道を間違えて急激な山道を登った末に、GPSでようやくかつての温泉のあったらしきところに辿り着いて、硫化水素に気を付けながらあちこちと歩き回る。

 

 

■元の浴槽に使われていた石の残骸や、祠のあったと思しきところなどを確認した。そして最後に水たまりのような小さな湯だまりに辿り着き、せめて元足を突っ込んでみる。体重を乗せると別のところからブクブクと泥と泡が湧き上がり、足下の奥が温かい。泥泡が次々と立ち上がる。温泉は復活できるのか?

 

 

■別府湾と別府の街並みの遠望景が美しい。捲れ上がった黄色の硫黄成分や染み出した温い湯の筋が、荒涼とした風景をさらに際立たせている。色々な思いを抱きながら、次の目的地である野湯「へびん湯」へと車を走らせた。思ったより大変なアプローチの末にたどり着いてみれば、渓谷の極上の温泉である。

 

 

■本島に多くの人の温泉愛に支えられて、清潔で心地よい状態を維持されているのが分かる素晴らしい湯である。上流から4つの石囲いの浴槽があり、下流側程ぬるくなる。何に自然に温度が下がるのではなく、周りの流水などにも繊細な工夫がある。何時間でも過ごせる。ありがとう皆さん、ありがとう自然。

 

 


雨の別府は初めてで新鮮

 

■朝、有馬さんが作ってくれた朝食をみんなで食べてから、ラムーコ氏がシェアハウスのために制作した綿棒多面体ラムーコを奉納する。それにしても日々進化するシェアハウスというように、あちらこちらが改良されていた。

 

■SUMIMETAL、NAKIMETAL、ラムーコ氏、ツッチー、私のメンツに、大濠公園傍に宿を取ったAkiさんとその息子で、レンタカーを2台連ねて別府に向かうのだが、無人のレンタカーに不備があったために、出発がお昼前になる。

 

■霧と煙で真っ白に見える別府に着くと、取り敢えず鉄輪地区の地獄蒸しができる湯治宿「陽光荘」に飛び込みで投宿する。この日は先ず打たせ湯で有名なひょうたん温泉にみんなで入った後、地獄蒸し用の食材を買い込んだ。

 

       

 

■素材をただ蒸すだけで著しく美味しくなる「自然蒸し」。初日はここの地獄蒸しのために様々な食材を買い込んで、なんでもかんでも蒸して料理をするメンバー。地獄蒸し器がこれだけ並んでいるところに入ると圧巻だなあ。

 

■外は雨だし、明日からの温泉巡りに備えて、この日は酒盛りありの大夕食大会となる。取りあえず1泊のつもりが、結果として3連泊となったのだが、そこでも私はここの男女が3時間ごとに交換する温泉と別館の湯に入る。

 

       

 

       

 

       

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


長崎県 湯治のお宿「雲仙 富貴屋」



■昨夜の夜岡本さんの3倍速運転で多比良港から雲仙温泉まで真っ暗の道を駆け登り、9時になんなんとする時間に湯治のお宿「雲仙 富貴屋」にチェックイン。もはや暗闇の山中で素泊まりの宿を探すギリ状況だったが、ホテル内は案外多くの人が起きて寛いでいたし、宿の外にもまだ人が浴衣で歩いていた。





■翌日福岡で会合があるしレンタカー返却もあるので、深夜を通して博多まで帰るという岡本さんを心配して、たっぷり休養したアキさんが運転して送って行った。彼女は今日の昼過ぎに長崎に電車で戻って、そこから新しいレンタカーで雲仙に戻ってくる予定だ。来てみて初めて長崎県の形が少しだけ分かる。





■さて富貴屋の温泉は、湯の花が溶け込んだ雲仙特融の乳白色の単純硫黄泉だ。この大浴場と露天風呂は、47℃ある雲仙乳白の湯という名の源泉に、温度調整の為の加水加温してある。浴槽内の温度維持のためにと、放流一部循環加水加温式になっている。浴室は八万地獄を見る広い内湯と庭園露天風呂がある。

       

■雲仙の湯は濃くて効くので長湯は禁物と言われるが、この宿は湯治客も広く受け入れているようで、適度に薄めているのだろうか、湯がそんなにきつ過ぎない気がする。と思ったが、それでもやはり朝の撮影だけで、どすんと効いて熱がなかなか引かない。すぐ裏に雲仙の色々地獄とそこを巡る遊歩道がある。





■また温泉神社も隣接していた。夏至のための原稿について考える暇もないまま、もうもうと煙の上がる地獄の風景野中に身を浸してみる。そう広くない温泉街のすぐ傍に、別府や蒸けの湯温泉とはまた違った温泉地獄を遊歩道がつないでいる。朝食と作戦会議は、近くのかせやCAFEでできたてパンと共に敢行。
 

長崎県 雲仙温泉「小地獄温泉館」

       

       

■「雲仙温泉散策」というイラストマップを見ると、温泉街のメインストリートを突き当たったところにある駐車場から、小地獄温泉館への近道っぽい細い小道が書いてあるのに気がついたのでそこを攻めてみた。道半ばにして後悔した。登りのきつい山道だったのだ。戻るに戻れず汗かき喘ぎながら歩き切る。

       

■裏山からというアプローチで小地獄温泉館に辿りつく。さっそく420円を払って中に入る。作りはロッジっぽい特徴のある建物だ。浴室に入る。天井が高い。白い湯船が2つに分かれているが、ホースで水をどんどん注入しているのに、向かって左側の大きな浴槽は熱すぎて入れない。46〜47度以上あるかな。



■湯船の奥に1人、じーっと肩までつかり続けていたおじさんが上がった。やばすぎるほど全身が真っ赤だった。おそらく地元の人が、水を注いでいる湯尻からは入ってすぐに、こりゃーだめだと上がってきた。小さい方の浴槽に頑張って全身を浸けるが、さすがに無人となった熱い湯船に入るのは気力がいる。



■すぐに上がって、リトライを考えつつ休憩所で寛いでいると、3人程の客もみな上がってきた。確かにここは長風呂するのではなく、出たり入ったりしながら、インターバルは畳の上でごろごろして寛ぐというのが適しているのだろう。無人の浴室で写真を撮る。頑張って熱過ぎの湯船にも全身を浸けてみた。

       

■多忙すぎるBOBを地獄温泉に送り込んでゆっくりしてもらい、なんならそこで昔の文豪みたいに原稿を書いてもらおうしゃないか…的な「BOBを地獄送りにしよう計画」というのがあるのだが、阿蘇のカルデラの中にある地獄温泉自体が壊滅状態によってとん挫中だったが、地獄はまだまだたくさんある。



■別府の地獄地区に送り込むとか、猿の入浴で有名な長野の地獄谷温泉に幽閉するとかいろいろあるわけだ。そこで、今回は長崎は雲仙のとても濃い小地獄温泉の下見でもあるわけだ。近道のつもりでまず自分たちが地獄を味わいはしたが、やはり温泉は極楽である。いずれこの計画は実行に移されるであろう。



■ここ小地獄温泉館は岡村さんがぜひ入ってほしいと言っていたところだが、思いのほかゆっくり寛ぐことができた。この値段で何時間いても良いのは有難い。ここは食事もできるし、すぐ隣にある国民宿舎星雲荘と同じ運営施設らしい。酸性の硫黄泉に入ったので、肌がピーリングされてつるつる感がある。
 

長崎県 雲仙温泉「雲仙よか湯」



■アキさんが福岡から長崎経由で雲仙に戻ってきた。今夜は小浜温泉に向かうので、せめて1つは雲仙のお湯に浸からなくてはということで、立ち寄り湯の「雲仙よか湯」に入った。ここの源泉名は雲仙湯里で、毎分106リットルの自噴の湯を427メートル引湯してきて、沈殿・ろ過してから完全放流している。



       

■湧出時の泉温は49.5℃で、単純硫黄泉なのだがpHは2.3と強酸性だ。知覚的見解は、無色・澄明・酸味・硫化水素臭というところ。鉄分・アルミニウム・カルシウムが程良く含まれているが、アンモニアも入っているので少し港の水のような臭いがする。もちろん不快ではない。成分総計は1kg中1.097gある。



       

■内湯の湯の色は白濁なのだが、鉄分のせいか緑色がかっている。外の露天野浴槽の湯船は、味のない石造りの長方形だが、湯の色がより緑がかっているのが分かる。樹木に囲まれて気持ち良いのだが、ここのコンドミニアムで療養中の人だろうか、ずっと1つの湯船を独占している人がいた。まあいいけれど。



■入浴量は400円。ここにも無料休憩所があって、何度でも入ったり出たりできるのだが、避暑地でもある高地のここ雲仙温泉から今日は小浜の海岸まで降りて行って、サッカーのキリンカップ決勝をTVで見なくてはならないので、そそくさとよか湯を後にする。先ず取りあえず下る前に車で普賢岳に登りだ。
 

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