地球暦は身体尺でもある



■1■度量衡は重要である。古代の長さの単位に、紀元前6000年頃の古代メソポタミアで生まれた「キュ-ビット」がある。ひじから中指の先までの身体尺だが、地域・時代によって43〜53cmほどと長さに幅がある。古代エジプトで用いられていたロイヤルキュービットはメートル法に換算すると52.4cmとなる。

■2■今のデジタルの語源にもなっているが、この古代エジプトでは長さの単位の1つとして指の幅を1デジットといった。この4デジット分、すなわち手のひらの幅が1パームであり、7パームが1キュービットであった。これは4×7=28で、1年をこの13か月として捉える暦の構造とも同型対応が可能だ。

■3■地球暦は火星軌道までが1兆分の1スケールである。つまり実際の1/10^12サイズだということだ。実際に地球暦の上にひじから中指の先までを乗せてみると、ほぼ火星軌道直径に重なるのが分かるだろう。体の大きさには個人差があるが、これは火星軌道直径がほぼ1兆キュービットだということだ。

■4■同様にして水星軌道直径は中指の付け根から指先まで、金星軌道直径は指先から手首まで、地球公転軌道直径はひじから手首までに対応することが分かる。外惑星最遠の海王星軌道直径は火星軌道長直径のほぼ20倍だから、海王星軌道まで入る別版の地球暦は、10の13乗スケールになるということだ。

■5■外惑星までを身体に対応して捉えるには、図で示した中指の付け根から指先までを今度は火星軌道直径に対応させれば、自らの身長が太陽系の海王星軌道直径に対応する。火星軌道半径は1.52371036AUであり、海王星軌道長半径は30.06992276AUである。比は半径でも直径でも同じ。個体差は豊穣性である。



■6■土星、天王星、海王星、そして(今は準惑星に格下げされている)冥王星の軌道長半径は9.5AU、19.2AU、30.0AU、39.4AUだからほぼぴったり1:2:3:4である。自分の手の指を見て、デジットから少し離れて、そのまま指の上に土星・天王星・海王星・冥王星軌道の縮小版を見てみるのも楽しい。

■7■太陽系の各惑星は、天空遥かにある単なる岩やガスの塊なのか。また私たち人間とは比較にならないほど巨大なものだけでもない。1兆分の1の地球暦を極北方向から見るという時、指の上に外惑星の軌道を見る時、私たちはどこにいるのだろう?太陽系は我々の身体にも精神の中にも存在しているのだ。


















 

暦について改めて考える(3)



■1■私たちが10進法で数を数えているということと、1年は365日であるということとは何かとても深い関係があるのではなかろうか。1桁の魔方陣は(3×3=)9マスの3次魔方陣が最小で、(9×9=)81マスの9次魔方陣が最大である。前者が「土星の魔方陣」であり、後者が「月の魔方陣」である。



■2■自然数の1〜10を2乗した数の和は385である。5だけを特別視して2乗しないと、総和は365となる。私たちの太陽暦もしくはマヤの農耕暦の365日だ。また5とその倍の10を外すと260となる。マヤの神聖暦ツォルキンの日数だ。太陽系の惑星軌道の5は小惑星帯、10はカイパーベルトの位置である。



■3■数は1桁上がると次元が変わる。2桁最初の数も2乗してみよう。10、11、12の2乗数の和は365である。また14、14の2乗の和も365となる。15の2乗は225で今度は金星の公転周期になる。左手の各指に内惑星を対応させると親指は小惑星帯、右手の各指に外惑星を対応させると親指はカイパーベルト。



■4■5種類しかないプラトン立体は、正6面体と正8面体、正12面体と正20面体が面と点を交換することで互いの立体になる双対の関係にある。正4面体は面点変換すると逆向きの(反転した)正4面体となる。したがってプラトン立体は5種類だが、3組の双対立体と考えると6種となる。5と6の関係だ。



■5■プラトン立体の各面に数を振ったプラトン立体サイコロというものがある。その5種類の目の総和は355であり、6種の目の総和は365となる。月の12朔望周期は354日であり、13自転・公転周期は355日である。365は言うまでもなく1太陽年の日数である。5と6の関係は太陰暦と太陽暦の関係でもある。



■6■地球の8年は2922日だが、その間に金星は12回自転し(2916日)、13回公転し(2925日)、5回地球と会合する(2920日)。2012年に太陽面を通過した金星が、新たなその軌道上に5芒星を描き終えるのは2020年である。この地球の8年間の間に月は99回朔望し、107回自転・公転する。数えで100と108である。



■7■数を幾何学的に扱うこともできる。1から3角形に並べた数の和を3角数と言う。4の3角数は10だ。これをギリシアではテトラクティスと言い重要視した。この3角数を立体的に積み上げていくのが正4面体数だ。4の正4面体数は1+3+6+10=20である。なお12の正4面体数は364となっている。



■8■数を1から正方形に並べた数の和を平方数(4角数)と言い、立方体の形に並べた数を立方数と言う。9の平方数は81であり、9の立方数は729である。9の立方数の重心が2重と考えるとこれは365の倍である。9次立体魔方陣の中心数は365である。さらに平面の27次魔方陣の中心数もまた365である。



■9■音階の音高差を「度」で表すが、13の月の暦の「日」はそのスケールでもある。音階を純正律で考えよう。基音をドとすると、それから27度上音は4オクターブ上のラで、振動数の比は3:40となる。月の公転周期は27.3日、地球の公転周期は365.2422日だが、27.3:364はぴったり3:40になっている。












 

暦について改めて考える(2)



■1■地球の1年(平均太陽年)は365.24219日であり、月の1日(平均朔望月)は29.530589日である。暦の基本単位は1日なので、それより細かい数値でもはみ出せば別枠としてカウントすることになる。シュメール・バビロニア起源の60進法による1日のさらなる細分化は、暦日法ではなく計時法という。

■2■1日は人間の1人と同様に、再分割することのない基本単位である。閏年以外の1太陽年は365日である。これをどう細分化した構造を持つかが、様々な暦の特性でもある。ただしこれに関係するのは「太陽暦」と「太陽太陰暦」であり、「太陰暦」およびツォルキン等の「特別暦」はこの限りではない。

■3■太陽暦は月の位相は全く問題としていない。現在最も身近な太陽暦は、エジプトの太陽暦とユリウス暦の延長線上にある「グレゴリオ暦」だ。大の月31日と小の月30日及び特別な28日がデコボコしながらの1年12か月である。1週間7日が52週で364日で、これに1日(閏年は2日)足しての365日構造だ。

■4■1か月を全て30日とした12か月の360日に5日の余日を加えた365日の暦は「エジプトの太陽暦」やフランスの「革命暦」があった。また30日・30日・31日の3か月=91日=13週間を1つの季節とした四季に1日を足した365日の暦は、M.マストロフィニが考案しE.アケイリスが提唱した「世界暦」だ。

■5■また1か月が4週間28日の13か月+1日の365日なのが、「ケルト暦」や、その名に反して月の周期とは無関係な「13の月の暦」である。1週間7日単位と無関係なものとしては、20日の18か月+5日のマヤの「農耕暦ハアブ」や、5日×6=30日の12か月+余日5日の「ソビエト連邦暦」などもあった。

------太陽暦の様々な内部構造------

365=31+28+31+30+31+30+31+31+30+31+30+31
365=30×12+5
365=(30+30+31)×4+1
365=28×13+1
365=20×18+5
365=(5×6)×12+5


■6■太陽暦の365日の内部分割の多様性に比して、太陰暦は全て月の朔望周期29.5日を29日・30日と交互に整数化させた12か月=354日を1年をとし、閏日の1日のある閏年を、30年に11回置いて朔望月のずれを調整している。この19年間に7回の閏月を入れて太陽年と整合性を持たせたものが太陽太陰暦だ。

■7■太陽太陰暦は基本的に太陰暦であったものに、太陽年との整合性を持たせた形のものである。メソポタミア文明の太陰太陽暦は「バビロニア暦」であり、バビロン捕囚後の「ユダヤ暦」、日本の「和暦」など多数あるが、革命ごとに改暦した中国や、地方ごとに多数の暦があるインドなどの物は省略する。

■8■365日の太陽暦に極似しつつ非なるものとして看過できないのは、旧約聖書外典の「エノク書」や「ヨベル書」の中にある364日の暦、そして日本の364日のカタカムナ暦の存在である。これらはかたくなに1太陽年との整合性を取らず、あくまでも52週=364日の1年を転がしていく「特殊暦」である。

■9■「エノク書」では太陰暦と併記されているが、「エノク書」では唯一絶対なる神聖な暦と言い切っている。平均太陽年365.24219日と364日の位相のずれは、単純に計算すれば「293太陽年」が「293カタカムナ暦年」と、丸1年のずれでほぼぴったり位相が揃う。これに関してはより深い考察が必要だろう。

364=91×4 「エノク書」「エノク書」の神聖364日暦
364=28×13 「カタカムナ暦」

293×365.24219=107015.9517(日)
294×364 =107016(日)
(誤差0.0383日=55分9.12秒)


------自然対数の底eと円周率π------

2者の相和平均…(e+π)/2=2.929937241…≒2.93
2者の相乗平均…√(e・π)=2.922282365…≒2.92














 

暦について改めて考える(1)



■1■月・地球・太陽の3つ組は衛星・惑星・恒星という3重の階層からなる天体だ。この3つ組を様々に表現することができる。「地球は胎児、月は胎盤、太陽は子宮」という表現の意味は、太陽はそのまま太陽系全体でもあるが、月が胎盤であるというのは、月がなければ地球に生命は満ちていないからだ。

■2■「太陽は色光、月は色料、地球は色覚。」太陽は自ら光を発し、月はその光を反射する。私たちが見ている物の多くは、自ら光を発する色でなく、反射した光の色である。私たちがものを「見る」という知覚認識があって初めて、人間的なものの見え方となる。視覚現象の3要素。私たちの位置は地球だ。

■3■過去に関する記録は「歴」、現在から未来に関する記録は「暦」という。各古代文明でも最初に発達したのは、日々形の変わる月相に注目した太陰暦だった。紀元前4000年頃にエジプトでシリウスが日の出直前に東の空に昇ることと、ナイル川の増水が重なることへの気付きが、太陽暦の始まりとなった。

■4■シリウス暦は厳密に言えば1年が365.25日の恒星暦であり、1年を365日とする太陽暦とは(365×4=1450日、365.25×4=1451日)4年に1日弱ずつずれていく。このソティス(シリウス)暦に対して、紀元前2900年頃に1ヶ月が30日の12ヶ月に余日を5日加えた1年365日のシビル暦を創り出した。

■5■エジプトの太陽暦は、紀元前46年ユリウス・カエサルによって古代ローマで採用された。4年に1回閏年を入れていたが、1暦年は平均365.25日となるので、約128年に1日の割合で暦と季節がずれる。1582年、400年間に97回の閏年を設けるグレゴリオ暦が制定され、太陽暦の系譜はそのまま現在に至る。

■6■月の運行は全く関係ない太陽暦に対して、古代より月の満ち欠け(朔望)の周期を元にした太陰暦はイスラム圏で用いられている「ヒジュラ暦」が有名だ。1か月が29日と30日の大小月をほぼ交互に繰り返す。1年は354日となるが、閏日の1日を置いた閏年を30年に11回置き、朔望月との調整をしている。

■7■イランやアフガン等では、19年間に7回の閏月を入れて太陽年とのずれをなくする「ヒジュラ太陽暦」(太陽太陰暦)が用いられている。紀元前2000年頃には、メソポタミア文明で太陰太陽暦が用いられていた。これがバビロン捕囚中のユダヤ人に取り込まれ、現在の「ユダヤ暦」に引き継がれている。

■8■さらにもう1つ、月と太陽のどちらとも関係ない、恒星暦であるシリウス暦やマヤの神聖暦ツォルキンのような「特殊暦」がある。ツォルキン260日と364日の比は5:7である。この(7×52=28×13=)364日に1日を足せば太陽暦だが、頑なにこの364日を神聖なる暦とする特殊暦の世界が存在する。












 

「13の月の暦」付き「地球暦」

 

■1■故ホゼ・アグエイアスが創出した「13の月の暦」はいわゆる「銀河の贈り物」である。そしてこの杉山開知氏が創出した「地球暦」もまた「銀河の贈り物」である。共に同じ言葉を用いているだけなのに、混乱を招くからとかこちらが元祖だとかいう類の言葉誤用による不調和があるとしたら嘆かわしい。

■2■敵対する『ロミオとジュリエット』の2家でもないのだから、次元交差的クロスオーバーもあってしかるべきではなかろうか。下の図は今は現役を退いたチョコボ氏の、この2者を1つにした力作である。残念ながら2009年バージョンだが、この共に視覚的把握可能な暦の併用は新しい着想を顕現しやすい。

■3■暦の大家でもあるチョコボ氏は杉山氏から暦の原本を借りて、こつこつと太陽の紋章と銀河の音程を打ちこんでいったのだが、随分労力がかかったらしい。誰でもできるものではないかも知れない。しかし同様にこの地球暦に、様々な世界観や情報を自分なりにパイルして使うのが作者の希望でもあろう。

■4■創出者を超えるようなバージョンアップこそが、自らの成果や業績を保持しようとやっきになる類の愚行とは縁がない創出者自身の願いでもあろう。角度・反転・対性・12区分・3と4・月の位相・各惑星同士の位相変化・潮の満ち引き・銀河中心方向の位相…我見でもいいから自らの視座を励起しよう。













美味い豆腐なり『地球暦』



■1■『地球暦』を支持し支援する心づもりで、自分のHP"PROJECT METATRON"のTOP PAGE の一番下の方に、『ミニマム版のその日の地球暦』を貼り付けることにした。地球暦は今現在と未来のための財産だと強く思う。 http://homepage1.nifty.com/metatron/index.htm

■2■豆腐をわざわざチェーンソーで切り分けるような現行の似非経済主導者たちと、チェーンソー業界に関係する資材やエネルギー関連の企業にも便宜を図らんとする愚鈍な政治家どもが、豆腐作りを無形文化財にしようなどと愚の骨頂をキシキシ言わせているような、良くも悪くも末期的な世界である。

■3■『地球暦』はいわば絶品の豆腐だ。ただ眺めているだけなんて愚。チェーンソーで四散させるのは愚の骨頂。掌の上に乗せて、使い慣れた包丁で縦々横々と刃を入れ、高さも2分したらすみやかに鍋物にでも投入すべし。食って美味し。チェーンソー業界が豆腐屋に文句を言うのは全くのお門違い。



■4■今だまともに自らと世界を見ることができる人たちに、ただ『地球暦』を見せてあげたい。あとはそれをうまく使いこなし、そこから多くの叡智を見つけ出し、それを生きることができる人が増えることだけれど、他人のために代わりにトイレに行ってやることはできないように、そこが一番難しい。

■5■チェーンソーも直喩ではないので、それを用いて仕事をしたり芸術作品を作ったりしている人たちが気分を害することはないと思うが、文学自体も途絶しかねない昨今、贔屓の引き倒しで豆腐をグズグズにしてしまうのもなんだから、私はただこの豆腐屋を心から応援していると表明するに留めよう。










2011年度版『ヘリオコンパス』




■昨日は1日、愛知県立芸術大学の敷地内で子供たちと綿棒多面体ワークをして過ごした。夜帰るとポストに郵便物配達の不在通知が入っていた。差出人「杉山開発」。良く見ないうちにサッカー・アジアカップの、豪州VSイラク戦と韓国VSイラン戦を連続して見つつ爆睡。今日起きてから不在通知を見直して、開知クンがまた洒落気味の会社でも作ったのかなと思った。郵便局に掛けあって、午後に再配達された物を見るとちゃんと開知となっていた。どうも昨日の「開発」は配達員が不在通知表を記入する時に、「開知」という珍しい名前を会社名か何かの「開発」と勘違いしたらしい。

■さてその郵便物だが、長細い箱の開封する位置にある「開」という封印を解くと、「知」の塊が詰まっていた。今年からの「地球暦・ヘリオコンパス」は無料で希望者に配布すると言うシステムを取っている。その出来栄えは毎年進化し続けている。その辺の偽アーティストのつまらない作品などは比べ物にならない完成度だ。20年前のまだ健全だった頃のホゼ・アグエイアスによる無料のギフト『ドリームスペル』を手にした時のしびれるような感慨と感謝の気持ちに似た感覚があった。深く頭を垂れて敬いたくなるその志の無私性も含め、私はその生きざまに深く共鳴共感する一個の人間である。

■これだけのものが手元に届く者は、製作者や協力者たちの限界を知らない完成追求の姿勢と純粋さに感謝しつつ、マスゴミや似非アカデミズムや旧態然とした過去の遺物に近い権威主義等に犯されていない純粋なる作品ともっと一体化すべく、慈しみと喜びの情を重ねるべきだと私は強く思う。もっとも分からないことについてこうあれと強要するつもりは毛頭ないし、そのようなことは地球暦の姿勢とも矛盾してしまう。もちろんこれは全てではない。しかし個人の全ての中に入れる余地がないとしてはじき出すには余りにもったいない知的財産、もしくはそれに至るツールである。



■グレゴリオ暦メインではないので、このヘリオコンパスはまだこれからスタートする。手に届いたたならばそれは想定外の恩寵である。自らまとめて他者に配布するのは慈愛の人であろう。自らが偉いとか経済的援助者だなどと勘違いする者は愚か者である。知らないまま、使わないままでも生きていける。しかしそれを手にした者は、私に言わせれば実に幸運である。ただしそれだけではまだ半分だ。残る半分は自ら能動的・創造的にその暦を用いて生きることであろう。万民必携の暦とは言わない。しかし万民が公平かつ個人的に入手する可能性を持つアイテムではある。

■しかも面白いことに毎日必ず目にしなくてはならないものでもない。これらの入手や配布のシステムについて興味のある人は、杉山開知氏関係のサイトやコミュニティを当たってもらいたい。リンクを張ってワンクリックで情報に行き当たるという簡便さのみが未来に続くわけではないし、ネット上にはない「知」もまた無数にあることを念頭に置きつつ、ネット上にそのことを放逐してみる。あの人工衛星にも用いられているミウラ折りの技術で(しっかりライセンスも取ってある偉いライトなセンス!)あの大判のヘリオコンパスが手のひらサイズに折りたたまれているのには驚いた。

■良いと思った技術をどんどん取り入れることは知っていたけれど、これひとつだけでも手にする価値があると感じてしまった。まああえて言えば『ヘリオコンパス』は太陽系内惑星を10の12乗分の1に折りたたんだ「カイチ折り」でもある。折りたたまれたものは開かれねばならない。面白いことに開かれた知がみなぴったり同じでないということだ。それは不合理ではなくむしろ未来に続く未知なる部分である。関係者の皆さんに心から感謝とエールを送りたい。 


立春から稼動『ヘリオコンパス』



■今日は立春。天文学的定義では「太陽が天球上の黄経315度の点を通過する瞬間」だから、より正確には2月4日の午前1時50分ということになる。毎年この時期になると1つのユニークな暦が届く。静岡在住の暦師:杉山開智氏の『地球暦』である。毎年進化してもう今年は変容の余地はないだろうと思っていたがとんでもない、さらに情報を純化し、ガイドブックも洗練されてアート作品と呼ぶべきものに仕上がっていた。

■今年はその名称も『ヘリオコンパス』となり、様々な情報源や協力者を統合して個人名を廃し、製作も「チーム地球暦」となっている。地球中心と太陽中心、もしくは天動説的視座と地動的視座双方を統合しようという試みもさらに押し進められており、今まで別個の物として捉えられていた占星術的視野と天文学的視界を1つの暦の上に重ね合わせようとする努力も見てとれる。後は使う者の姿勢次第というところだろう。

■現在個人的にはプラトン立体や惑星グリッド上のクラドニパターンを考えているのだが、その結節点たるグリッドや、それらを結んでできる角度を見て取る場合、0度・180度・90度の系や、45度・135度の系、120度・60度の系、さらには30度・150度の系などにも、象徴的な意味をキーワードで添えてあったりして、占星術的な惑星配置のアスペクトとの相似や差異の検証と統合にまで、利用範囲が広がっているように思える。



■だからといってグレゴリオ暦からいきなり切り替えたり、逆に月齢暦や13の月の暦に固執して拒絶する必要はない。併用してみることでその本質が見えてくるアイテムだろう。惑星が自分の今いるところから遥か何千万kmも離れたところにある巨大な球体物質であるという捉え方だけでなく、個人の内面や私たちの共通意識の中で何らかの形や力を持って脈動しているものでもあると考えてみる1つの装置だとも解せよう。

■まあひたすら褒めても当方にはメリットがないので、空賛美をするつもりはない。しかしそれぞれの考えや生き様が相いに理解し難いほど様々な在りようを呈す現代において、共通の地図・共通の指針として役立つであろうこのコンパスを、今年も私はとても楽しみながら使うであろうことは間違いない。そのようなわけでここはやはり、チーム地球暦及び地球暦自体に対して感謝の気持ちを表わしておくことにする。感謝!

1年365日の6日周期と6曜等について



■先日(20070304)は6時間360分の内部分割を見てみたが、今度は6日について少しだけ考えてみることにしよう。日本のガラパゴスとも言われ、固有種生物の豊富な小笠原諸島。その父島の本来野宿禁止の森の中に、翼を広げれば1メートル以上になるフルーツバット・小笠原オオコオモリの定点観測という学術的名目で、1ヶ月テントを張って生活をしてからもう10年以上が経っている。通常唯一の交通手段である小笠原丸も新しい船に代替わりしてから久しい。

■小笠原に行く定期連絡船の出発は何時間何分という時間単位ではなく何日という間隔になる。小笠原丸の空間移動パターンは、「1日目/東京発→2日目/父島着→3日目及び4日目/父島泊→5日目/父島発→6日目/東京着」と6日サイクルである。1週間で見ると7日目は1日目とカブる。年末年始とか季節の揺らぎを考慮しなければ、365日の内部分割問題となる。平年は6×60=360で5日余り、閏年にはちょうど61回運行が可能となる。

■■■■■1年目 365日 60往復 +5日
■■■■■2年目 365日 61往復 +4日
■■■■■3年目 365日 61往復 +3日
■■■■■4年目 366日 61往復 +3日
■■■■■5年目 365日 61往復 +2日
■■■■■6年目 365日 61往復 +1日
■■■■■7年目 365日 61往復 +0日
■■■■■8年目 366日 61往復 +0日

■これパターンで見ると上記の様になる。4年ごとに閏年が入るので、8年で487往復のサイクルとなる。8年だとその日数は2922日だから、487×6=365×8+2=2922日ということだ。少し横道に逸れるが、ペルセポリスで用いられていた長さの単位1キュービットは487mmだった。また世界最大の仁徳天皇陵の全長は486mで、1m足すと487mとなる。9の正8面体数は489だから、9のピラミッド数と8のピラミッド数の和から2を引いた数が487となる。



■さて元に戻って、同じように暦の上で6日サイクルで進むものに、「六曜」がある。現在では「せんかち、ともびき、せんまけ、ぶつめつ、たいあん、しゃっく」と読むのが一般的らしい。旧暦に基づいて「先勝→友引→先負→仏滅→大安→赤口」の順で繰り返す。日本では普通の暦や手帳にも記載されていて、結婚式は大安に、葬式は友引を避けるなどして使用されている。仏滅や友引など仏事と関わり合いそうな言葉であるが、仏教とは一切関係ない。

■太陰暦ではなくむしろ1カ月30日の12ヶ月に5日を加えた太陽暦であれば、毎月6曜×5サイクルでぴったり当てはめて用いれば相性がよさそうだ。しかし毎月1日の六曜が下記のように確定しているのが特徴だ。旧暦では月日により六曜が決まることになる。すなわち4月1日は仏滅だから、花祭りの8日は必ず大安となり、8月1日は友引なので、十五夜の15日は必ず仏滅になる。旧暦同様に毎月日にちが不定なグレゴリオ暦でもこれを踏襲している。

■■■■■1月先勝・2月友引・3月先負・4月仏滅・5月大安・6月赤口
■■■■■7月先勝・8月友引・9月先負・10月仏滅・11月大安・12月赤口

■とにもかくにもこれはそれぞれ1年の間に天中する銀河恒星面の回数である(6×61=)366回、及び13の月の暦の1年の日数(7×52=)364日の間に挟まれた地球の1公転365日の間に、6曜は{365(+1)=6×}61回巡り、7曜は{365(−1)=7×}52回巡るということである。61−52=9だが、61=7+9×6であり、52=7+9×5でもある。6の5乗が(6×6×6×6×6=)7777−1であるというのも美しさを感じる。



■地球の1年365日は5日サイクルで見ると73回巡る計算になる。この73が20繰り返されると地球の4年1460日となり、1日の閏日が入って1461日となる。この間に月はほぼ50回満月を繰り返す。6についての後に1年365日と「5」の周期との関係まで見ていくかは未定だが、このようなところからも地球そのものの美しさに対する驚きと愛情と慈しみがもててもいいと思うのだ。超遠視にも極近視にも成り切らず、自在にズームできる思考と視座のあれかし。

恐るべし グレゴリオ暦 奥深し



■13の月の暦ユーザーに対しては、日々「グレゴリオ暦と双方を等距離に見る視座がなければいけません」と言い、またグレゴリオ暦は非常に完成度の高い暦である云々とも発言しているので、デイキーパー開知君から送られた甘夏へのお礼その1と言うわけではないが、先日名古屋のメタトロンレクチャーで『グレゴリオ暦のと13の月の暦のあわい』と題して話した内容の一部をここで話しても悪くはないだろう。

■以前フジテレビ系列の「トリビアの泉」という番組の中で、「毎年4月4日、6月6日、8月8日、10月10日、12月12日は同じ曜日になり、しかも曜日は毎年1つ前に進む」という内容のものがあった。番組的には「へーっ、本当にそうだ。よく気がついたねえこんなこと」くらいの扱いで72/100へぇにしかならなかった。しかしここにもグレゴリオ暦に隠された様々な特徴や暗号たちの1つが垣間見えている。



■なお12月12日〜2月2日は52日、2月2日〜4月4日は61日(うるう年は62日)となり、この関係が成り立たない。このことから上述のグレゴリオ暦の偶数月のぞろ目の日の間の期間は64日間(=9週間+1日)であることが分かる。そして7日(1周間)の倍数+1日なので、これらの64日のブロックの初日は同じ曜日になるのである。この64という数は面白いことに2の6乗でもある。

■またこの4つのブロックの【1】と【2】、【2】と【3】、【3】と【4】の終日と初日が重なっているので、【1】〜【4】の全ての日は253日である。この期間はちょうど13の月の9ヶ月だが、【1】と【2】の間にドリームスペル暦(=13の月の暦)では時間を外した日が1日入るので、総日数は36×7+1=253日となっている。なお数オタクのために付け加えておけば、253は22の3角数である。

■13の月の暦では全ての月の全ての同じ日にちは同じ曜日になるのだが、グレゴリオ暦ではこの時間を外した日も曜日にカウントされるのでこの【1】と【2】の間に1日入ってずれるために、結果としてグレゴリオ暦では全てのブロックの初日が同じ曜日になるのである。1年に1日ずつ曜日がずれていくのは1年が365日で52週+1だからだ。4年に1度の閏年には366日=52×7+2日となり、曜日は2日ずれる。

■このために1年の全ての日にちが同じ曜日になるのは7年間で一巡するのではなく、この「7曜日で1周間×4年に1度の閏年」の順列組み合わせによる28年で1つの周期を作っている。もしくは28年周期なので、ある年の全ての日にちと曜日が全く同じになる年は29年後にやってくるということだ。13の月の暦の1ヶ月28日の1年1日法的なホロンであることに注意のこと。



■また天王星の公転周期(30688日)は84年(正確には+8日)だが、この周期の1/4は21年=7670(+2)日=260朔望周期であるということはすでに別のところで見たが、同様に天王星の1/3公転周期は28年=10227日だが、これは13の月の暦の365ヶ月に7日を足した日数である。これはまた1460週間に1を足した1461週間であり、シリウス暦と太陽暦の4年の差異の1:7的なホロンでもある。…こんな話はもう沢山?

【数オタクの人のためだけの追記】
・13の月の暦の9ヶ月(+1日)ということなので、9という数を中心に金星の公転周期と自転周期を考えてみよう。それぞれは地球の計時法での225日と243日だが、これらはそれぞれちょうど9×25日及び9×27日である。このことから金星の公転周期と自転周期の比は25:27であることがわかる。

・分かりやすいように双方を4倍すると100:108となる。これは月の公転周期27.3日と朔望周期29.5日の比100:108.06とほぼ等しい。なお月の場合の公転周期と自転周期は100:100つまり1:1である。

・323×7=224だから、13の月の暦の8ヶ月(もしくは32週間)ごとに1日を加算すれば、金星の公転周期と位相をそろえることができる。

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